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立山室堂平


 立山黒部アルペンルートの途中にある室堂は、極楽と地獄が共存している場所です。室堂一帯は、立山信仰で知られた霊場で、古くから立山曼荼羅にその姿が描かれています。5月には雪の大谷、6月には高山植物が咲き、夏場はハイキングや登山、10月には紅葉と言う具合でかなり楽しめる富山県を代表する観光地です。火山地帯であるこの辺りには、火山湖である「みくりが池(周囲約63m、水深約15m)」、温泉の湧き出す「地獄谷」、日本で一番高い場所にある「みくりが池温泉」などもあります。室堂は、中部山岳国立公園の一部です。
室堂
 
立山玉殿の湧水
玉殿の湧水 立山玉殿の湧水は、立山連峰の主峰である雄山(標高3003m)直下にある破水帯から湧き出す(毎秒15立方メートル)地下水です。昭和43年の立山黒部アルペンルートの立山トンネル開削工事で湧き出した水です。日本名水100選です。水温は、5度前後と非常に冷たく多くの観光客や登山者に飲まれています。室堂や立山駅の売店でペットボトルにつめられて販売されているのでお土産にいいかもしれません。名前は、室堂にある「玉殿(たまどの)の岩屋」からきています。
 
立山室堂(室堂山荘)
立山室堂 立山室堂は、現在残っている日本最古の山小屋で、立山における信仰や民俗の様子を伝える重要な建造物として、平成7年に国の重要文化財に指定されましたです。「室」とは宿泊所という意味があり、「堂」とは、お堂などといわれるように宗教施設を示すものです。「室堂」は、その宿泊所・宗教施設両方の役割を合わせ持った場所として長年利用されてきました。
 
みくりが池
みくりが池 みくりが池は、立山火山の水蒸気爆発によって出来た凹地に水がたまった周囲約63m・水深約15mの池(火山湖)です。魚のいない(プランクトンやカワゲラの幼虫などは住んでいる)貧栄養型の湖沼です。「みくり」は漢字で「御厨」と書き、神様の食事を調理する場所のことです。
 
みどりが池
みどりが池 みくりが池の隣にある小ぶりの池がみどりが池です。
 
山崎カール
山崎カール 雄山の直下にあるお椀の窪みのような場所は山崎カールと呼ばれ、氷河によって山腹が削られて出来た地形です。所々に「さっこん」と呼ばれる、氷河が削った岩の傷も見られます。国の天然記念物に指定されています。
 
血の池
血の池 血の池は、火□跡か池になったもので、酸化鉄が多く含まれ赤い色をしています。昔の人々が、立山地獄の一つとして「血の池地獄」と呼んたのが「血の池」の名前の由来です。
 
りんどう池
りんどう池 リンドウ池には、イワイチョウやアオノツガザクラなとが生育しています。また、丈が10cm位のリンドウが多く見られます。
 
地獄谷
地獄谷 地獄谷は、立山火山の水蒸気爆発で出来た多数の噴気孔や温泉の泉源などがある窪地です。日本で最も高所にある温泉としても知られています。また、歴史的に立山の地獄は、全国の亡者が集まる場所とされ平安時代に書かれた記録や説話の中にも度々登場しています。江戸時代には、立山信仰の中核をなす場所として、地獄谷が立山信仰布教の手段として作成された「立山曼荼羅」に大きく描かれ日本全国に広められました。
 
 

 
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