ニュージーランド北島北西部のハウラキ湾にあるワイヘケ島の気候は、オークランドと同様、トレワーサの気候分類による亜熱帯気候、ケッペンの気候分類システムによれば温帯の海洋性気候である西岸海洋性気候（ケッペン気候区分：Cfb）に属しています。この地域は南回帰線（南緯23度26分22秒）から更に 13度高緯度の南緯 36度48分 東経 175度06分に位置しているため、冬の間保護された熱帯植物は夏に開花して結実し、秋に植えられた寒冷地野菜は早春に成熟します。夏は暖かく湿気が多い傾向にありますが、冬は比較的穏やかで、ワイヘケ島では霜が降りることはほとんどありません。
通常、降雨量は豊富ですが、夏の間は日照りが続くことがあり、多くの島民にとって問題となる可能性があり、島民の大半は飲料用や家庭用として住宅の屋根から集めた雨水を利用しています。このような乾期（通常は 12月から3月までの 3～4か月）には、島の水配送トラックが、枯渇した住宅用水タンクに水を補充する様子が見られます。
地元の人々は、ワイヘキ島にはオークランド地峡とは異なる微気候があると逸話的によく言います。これを裏付けるデータはほとんどありませんが、ニュージーランド国立大気水圏研究所（NIWA = National Institute of Water and Atmospheric Research）の報告書は、ワイヘケ島がオークランドの他の地域よりも年間 100時間以上多くの日照時間を受けていることを示唆しています。
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