カメルーン：ヤウンデ - 旅行のとも、ZenTech

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ヤウンデ地図

　ヤウンデ（英語：Yaoundé）は、カメルーン中部内陸にある都市で、カメルーン共和国の首都であり中央州（セントラル州）の州都です。ヤウンデの人口は 2,765,600人（2015年現在）、カメルーン国内では港湾都市ドゥアラに次ぐ国内第2位の都市です。カメルーン中部地方に位置し、面積 180平方キロメートル（70平方マイル）、海抜 726メートル（2,382フィート）の高地にあります。
　エプサム（またはジュンド）の前哨基地は、1887年にドイツの探検家によって、この地域の森林の北端、ニョン川とサナガ川の間にゴムと象牙の交易拠点として建設されました。1895年には軍の駐屯地が建設され、さらなる植民地化が可能になりました。第一次世界大戦におけるドイツ帝国の敗北後、フランスはカメルーン東部を委任統治領とし、1922年にヤウンデが植民地の首都に選ばれました。
　ドゥアラは依然として重要な集落でしたが、ヤウンデは急速な成長を遂げ、1960年の独立後もカメルーン共和国の首都として存続しました。ヤウンデの経済の大部分は依然として行政機構に集中していますが、主要産業にはタバコ、乳製品、ビール、粘土、ガラス製品、木材などがあります。市内には、大統領官邸やパレ・デ・コングレなど、印象的な記念碑や建物が数多くあります。

　カメルーン最古の住民は、おそらくバカ族（ピグミー）です。彼らは現在も南部および東部の森林に居住しています。カメルーン高原に起源を持つバントゥ語話者は、他の侵略者たちよりも先に移住した最初の集団の一つです。1770年代後半から 1800年代初頭にかけて、西サヘル地方の遊牧民であるフラニ族（イスラム教徒）は、現在のカメルーン北部の大部分を征服し、主に非イスラム教徒の住民を征服または追放しました。
　エプサム（またはジュンド）の前哨地は、1887年、1888年、あるいは 1889年2月に、ドイツ人探検家リチャード・クンド中尉とハンス・タッペンベックによって、エラ・エソノの首長たちの合意を得て、この地域の森林の北端、ニョン川とサナガ川の間に築かれました。1889年12月から 1895年5月まで、この地はドイツ人植物学者ゲオルク・アウグスト・ツェンカーによって農業研究ステーションとして占領され、地元のヤウンデ族（エウォンド族）にちなんで「ヤウンデ」と名付けられました。彼の居住地は、この地域のゴムと象牙の貿易の拠点となり、輸入された衣類や鉄と引き換えに、原住民からこれらを購入していました。英語ではヤウンデステーションとしても知られていました。1895年、ドミニク少佐がこの地に軍事駐屯地を設置したことで、近くのムヴォリエ（現在は郊外）にパロチン伝道所と宗教学校が設立されました。
　第一次世界大戦中、ヤウンデはコンゴからのベルギー軍に占領されました。ドイツ帝国が同戦争で敗北した後、フランスは国際連盟の委任統治領としてカメルーン東部を支配し、1922年にヤウンデが植民地の首都に選ばれました。ドゥアラは長らく最も重要な集落であり続けましましたが、1957年以降、カカオ危機と沿岸部の不安定な情勢により、ヤウンデは急速な発展を遂げました。カメルーン共和国の独立後も、ヤウンデは引き続き首都として機能しました。

ヤウンデイメージ（ヤウンデの勝利の聖母大聖堂）

　ヤウンデの観光名所としては、カメルーン国立博物館（National Museum）、使徒マリア女王大聖堂（Basilica of Mary Queen of Apostles）、ヤウンデの勝利の聖母大聖堂（Cathédrale Notre-Dame-des-Victoires de Yaoundé（Our Lady of Victories Cathedral, Yaoundé））、黒人博物館（Blackitude Museum）、森林人民民族学博物館（Museu Etnográfico dos Povos da Floresta）、アントレ・パレ・デ・コングレ（Entrée Palais des Congrée）、ムニチパル・レイク（Municipal Lake）、統一記念碑（Monument der Wiedervereinigung）、モント FEBE 修道院（Monastère Du Mont FEBE）、エコ・パーク（Eco Park）などがあります。

　ヤウンデのホテルは、ヤーホトホテル、ホテルフランコ - ヤウンデ、ヒルトン・ヤウンデ、ホテルアズール、ラフライセホテル、トウンゴウホテル、リサホテル、ルクソールホテル、インドラホテル、ホテルサンタルチア、ホテルモントフィービー、ホテルメリナ、インターナショナルホテル、メウミパレスホテル、ドジェウガパレス、ホテルジラフェ、ホテルデデピュテス、ノブレスホテル、ホテルデラガーレ、フロレンシアホテル、ホテルマンセル、ホテルヨウヴェンセ 2M ボムスハウス、マッサオパレスホテル、フェリキアホテル、ソマテルヤウンデ、ホテルエクセルシオール、サフヤドホテル、イースペースカルチュラルセントエリエ、ホテルルモナルケパレス、モントマンダラホテル、ホテルルフィビ、アフリランドファーストバンクポス - ホテルヨウヴェンセ 2などがあります。

カメルーンにおけるヤウンデの位置が判る地図

地図サイズ：360ピクセル X 480ピクセル

　ヤウンデへの交通アクセスは、飛行機ではヤウンデ・ンシマレン国際空港（Yaoundé Nsimalen International Airport）、鉄道ではヤウンデ旅客駅（Gare Voyageurs）があります。
　ヨーロッパ方面からは、フランスのパリからヤウンデまで飛行機で 6時間40分（直行便、3便/週）です。中近東・西アジアからは、トルコのイスタンブールからヤウンデまで飛行機で 6時間50分（直行便、3便/週）です。
　アフリカ大陸では、ナイジェリアのアブジャからヤウンデまで飛行機で 1時間35分（直行便、3便/週）、ナイジェルアのアブジャから 1時間45分（直行便、5便/週）、コートジボワールのアビジャンから 2時間40分（直行便、4便/週）、ガボンのリーブルビルから 1時間15分です。ヤウンデから赤道ギニアのバタまで車で 7時間30分（南西へ道なりで 500km）です。
　カメルーン国内ではヤウンデからドゥアラまで車で 3時間55分（西へ道なりで 235km）、バメンダまで車で 7時間（北西へ道なりで 380km）、ガルアまで車で 17時間（北北東へ道なりで 1,110km）、エボロワまで車で 2時間25分（南南西へ道なりで 160km）、ベルトゥアまで車で 5時間10分（東北東へ道なりで 340km）です。ヤウンデからマルアまで車で 20時間10分（北北東へ道なりで 1,320km）です。

ヤウンデ地図（Map of Yaoundé, Cameroon）

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