ギャスタウン地図(Map of Gastown, Downtown Vancouver, Vancouver, British Columbia, Canada)
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ギャスタウン 歴史
ギャスタウンはバンクーバーで最初に形成された地区であり、その名は「ギャッシー」ことジャック・デイトンに由来しています。ヨークシャー出身の船乗りで、蒸気船の船長や酒場の経営者でもあった彼は、1867年にこの地を訪れ、同地区初となる酒場を開きました。彼はよく長々と喋る(英語で「gassing」と言う)ことで知られており、彼の酒場の周辺が「ギャッシーズ・タウン(Gassy's town)」と呼ばれるようになり、それがやがて「ギャスタウン(Gastown)」という名称に変化しました。この町は、ヘイスティングス製材所や港を擁して急速に発展し、バラード・インレットにおける貿易・商業の中心地となりました。また、仕事終わりの木こりや漁師たち、さらにはギャスタウンや、インレットの北側に位置し禁酒地域であったムーディビルに、丸太や木材を積み込みにやってくる数多くの帆船の船員や船長たちが集う、荒々しくも活気あふれる場所でもありました。
1960年代、ギャスタウンの独特で歴史的な建築物を保存しようという動きが市民の間で高まりました。当時、この地区は、近隣のチャイナタウンやストラスコナ地区と同様に、ダウンタウンへと続く主要高速道路の建設に伴い、取り壊される予定だったのです。地元の実業家や不動産所有者、さらにはカウンターカルチャーの支持者や政治活動家らが中心となってギャスタウンを救うための運動を展開し、大きな広がりを見せました。オランダからの移民でカナダ市民となったヘンク・F・ヴァンダーホルストは、ウォーター・ストリートにアートギャラリー「エクスポジション・ギャラリー(Exposition Gallery)」を開設しました。これが成功を収めたことで、ギャスタウンの中心部には他の新興ビジネスも次々と誕生し、活況を呈するようになりました。ギャスタウンの再生における彼の貢献は高く評価され、1976年にはアート・フィリップス市長から「ギャスタウンの最初のパイオニア市民(The First Pioneer Citizen of Gastown)」という賞が授与されました。ヴァンダーホルストらの尽力は、市、州、連邦政府を動かす一助となり、ギャスタウンは歴史的地区として指定され、その歴史的建造物は今日まで保護されています。
2009年、ギャスタウンはカナダ国定史跡に指定されました。