聖カタリナ修道院(アラビア語:دير القدّيسة كاترين
(ローマ字表記:Dayr al-Qiddīsa Katrīn)、ギリシャ語:Ιερά Μονή Αγίας Αικατερίνης Όρους Σινά(ローマ字表記:Iërá Moní Ayías Ekaterínis Órus Siná))、正式には「Sacred Autonomous Royal Monastery of Saint Catherine of the Holy and God-Trodden Mount Sinai(神聖で神が踏まれたシナイ山の聖カタリナの神聖自治王立修道院)」は、エジプトのシナイ半島南部南シナイ県セント・カトリーナ(聖カトリ-ナ)にあるキリスト教の修道院です。シナイ山の麓に位置し、西暦 548年から 565年にかけて建てられ、現在も人が居住している世界最古のキリスト教の修道院(キリスト教正教会の世界最古の修道院)です。。
この修道院はビザンチン帝国皇帝ユスティニアヌス1世(Justinian I、482年もしくは483年5月11日生~565年11月14日没、東ローマ帝国ユスティニアヌス王朝の第2代皇帝(在位:527年~565年)の命により建立され、モーセが見たとされる燃える柴を囲んでいました。数世紀後、この地で発見されたとされる「アレクサンドリアの聖カタリナ(Catherine of Alexandria、287年生~305年没、キリスト教の聖人で殉教者)」の遺体とされるものがこの修道院に運ばれました。聖カタリナの遺体によって、この修道院はキリスト教の重要な巡礼地となり、修道院は最終的に聖カタリナにちなんで改名されました。
ギリシャ正教会に属するシナイ自治教会によって管理されているこの修道院は、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教という 3つの主要なアブラハムの宗教にとって独特の重要性を持つことから、2002年に「聖カトリ-ナ修道院地域(Saint Catherine Area)」の名称で世界遺産に登録されました。この修道院には、1106年に建立され、現在も保存されているファーティマ朝のモスクがあります。
修道院の図書館には、シナイ写本やシリア語シナイ写本といった類まれで希少な著作に加え、全能神キリストを描いた最古の絵画を含む初期キリスト教の聖像コレクションも収蔵されています。
聖カタリナ修道院の背後には、近隣にある3つの山々がそびえ立っています。ウィローピーク(おそらく聖書に登場するホレブ山、西約 1キロメートル)、ジェベル・アレンジエブ(南約 1キロメートル)、シナイ山(地元ではジャバル・ムサと呼ばれ、伝承では聖書に登場するシナイ山と同一視されています、南約 2キロメートル)。