カロデンの戦い(英語:Battle of Culloden)は、1746年4月16日、スコットランド北部、ハイランドのインヴァネス近郊のカロデン湿原(カロデン・ムア)で起こりました。チャールズ・エドワード・スチュアート(Charles Edward Stuart)率いるジャコバイト軍(Jacobite army)は、カンバーランド公爵(Duke of Cumberland)率いるイギリス政府軍に決定的な敗北を喫し、1745年のジャコバイト蜂起(Jacobite rising of 1745)は終結しました。
チャールズは1745年7月、父ジェームズ・フランシス・エドワード・スチュアートをイギリス王位に復位させようとスコットランドに上陸しました。彼はすぐにスコットランドの大部分を制圧し、イングランドへの侵攻はダービーまで南下しましたが、撤退を余儀なくされました。そして、1746年4月までにジャコバイト軍は物資不足に陥り、優勢で装備も優れた敵に直面しました。
チャールズと上級将校たちは、唯一の選択肢は持ちこたえて戦うことだと判断しました。両軍がカロデンで激突した時、戦闘は1時間足らずで終わり、ジャコバイト軍は圧倒的な血みどろの敗北を喫しました。これにより、1745年の蜂起と、英国政治における重要な要素としてのジャコバイト主義は事実上終結しました。
カロデンの戦い イメージ(1881年に建てられた記念碑)
スコットランドにおけるカロデンの戦いビジター・センターの位置が判る地図(Map of Battle of Culloden Visitor Centre, Scotland, United Kingdom)