ウェールズ：ポントカサステの水道橋

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ポントカサステの水道橋

　ポントカサステの水道橋（英語：Pntcysyllte Aquaduct、ウェールズ語：Traphont Ddŵr Pontcysyllte）は、イギリスのウェールズ北東部レクサム・カウンティ・バラ、ランゴレン渓谷を流れるディー川にランゴレン運河を架ける航行可能な水路橋です。
　19のアーチを持つこの石と鋳鉄の水道橋は、ナローボートが利用するために設計・建設に 10年を費やし、1805年に完成しました。幅は 12フィート（3.7メートル）で、イギリス最長の水路橋であると同時に、世界で最も高い運河水路橋でもあります。水路の片側には曳舟道が通っています。
　この水道橋は、シュルーズベリーのセヴァーン川とマージー川沿いのリバプール港を結ぶ商業輸送路となる産業用水路、エルズミア運河計画の中央区間の主要部分を担うはずでした。より東側で建設費用の安いルートも検討されましましたが、ウェールズ北東部の鉱物資源に富む炭田を通るランゴレン渓谷を横切る西側の高台ルートが選ばれました。しかし、事業全体の完成に必要な収入が得られなかったため、運河ルートの一部しか完成しませんでした。1805年にポントカサルテ水道橋が完成した後、主要な工事のほとんどは中止されました。
　この建造物はグレードI指定建造物であり、ユネスコ世界遺産「ポントカサステ水路橋と運河（Pontcysyllte Aqueduct and Canal）」の一部となっています。

ポントカサステの水道橋イメージ

ウェールズにおけるポントカサステの水道橋の位置が判る地図

地図サイズ：360ピクセル X 480ピクセル

ポントカサステの水道橋地図（Google Map）

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