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承徳 地図
承徳市（しょうとく し / チェンドーし、中国語簡体字：承德市、英語：Chengde City, China、18世紀前半の名称は「熱河（Jehol）」）は、中華人民共和国・華北地方の河北省にある地級市です。承徳市の下位行政区画は、3市轄区・1県級市・4県・3自治県で構成されています。市轄区は双橋区・双灤区・鷹手営子鉱区、県級市は平泉市、県は承徳県・隆化県・灤平県・興隆県、自治県は寛城満族自治県・豊寧満族自治県・囲場満族モンゴル族自治県です。総人口（地級市全体） 3,473,200人、市区人口 457,300人（2016年現在）となっています。清朝第4代皇帝・康熙帝が熱河避暑山荘（中国四大名園の一つ）を造営し、夏の避暑地としてこの承徳で政務を執り、以降、清の副都的な役割を担うようになりました。1994年には、熱河避暑山荘と外八廟（避暑山荘を取り囲む形で建ち並ぶ寺院や廟群）が「承徳避暑山荘と外八廟（Mountain Resort and its Outlying Temples, Chengde）」の名称でユネスコの世界遺産に登録されています。
1703年、康熙帝は承徳を夏の離宮としました。18世紀を通して建設されたこの山荘は、雍正帝と乾隆帝の両帝によって利用されました。現在、この地はユネスコの世界遺産に登録されています。皇帝の統治の都であったため、承徳は当時の中国帝国の政治の中心地となっていました。
熱河は、乾隆帝（在位：1735年～1796年、1799年没）の治世に最盛期を迎えました。ラサのポタラ宮を模した壮大な普陀宗成寺（普陀宗乘之廟、Putuo Zongcheng Temple）は、わずか4年の工期を経て1771年に完成しました。金で豪華に装飾され、皇帝は金殿（Golden Pavilion）で礼拝を行いました。寺院には、ゲルク派の改革者ツォンカパの金銅像が安置されていました。
中華民国時代、承徳は熱河省の省都です。1933年から 1945年までは、満州国として知られる満州傀儡国家の一部として日本軍の支配下に置かれました。第二次世界大戦後、国民党政府が再び管轄権を取り戻しました。1948年、人民解放軍が承徳を掌握しました。1955年に熱河省が廃止され、承徳が河北省に編入されるまで、承徳は熱河省の一部であり続けました。
承徳には、モンゴル族や満州族をはじめとする多くの少数民族が居住しています。
承徳市 イメージ（承徳避暑山荘）
承徳の観光名所としては、承徳避暑山荘（Chengde Mountain Resort）、外八廟、承徳民族民俗博物館、普楽寺、試馬埭、普寧寺、須弥福寿之廟、普陀宗乗之廟（Putuo Zongcheng Temple）、熱河泉、城隍廟、磬錘峰国家森林公園、熱河地質博物館などがあります。
承徳のホテルは、嘉和国際飯店、承徳 クイワンロウ ホテル（Chengde Qiwanglou Hotel）、承徳 ホテル（Chengde Hotel）、蘭欧河北承徳双橋区和潤新城店（Lano Hotel Hebei Chengde Shuangqiao District Herun New City）、天宝仮日酒店、アトゥール・ホテル・サマー・マウンテン・リゾート（Atour Hotel Summer Mountain Resort Chengde）、ラベンダー・ホテル 承徳 マウンテン・リゾート店（Lavande Hotel Chengde Mountain Resort Branch）、承徳 ビフェン ホテル（Chengde Bifeng Hotel）、ビフェン ホテル 承徳 シティ（承徳碧峰飯店、Bifeng Hotel Chengde City）、承徳開仁華府酒店（Chengde Kai Ren Hua Fu Jiu Dian）などがあります。
中国における承徳の位置が判る地図
地図サイズ：480ピクセル X 360ピクセル
承徳への交通アクセスは、鉄道が在来線（京承線、承隆線、錦承線）の承徳駅（承徳站）です。中国の首都・北京から承徳まで車で 3時間（北東へ道なりで 230km）です。承徳から瀋陽まで車や長距離バスで 6時間20分（東北東へ道なりで 580km）です。
河北省における承徳の位置が判る地図
承徳市地図
地図サイズ：360ピクセル×480ピクセル
承徳地図（Map of Chengde City, Hebei Province, People's Republic of China）、Google Map
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