ナンシーのスタニスラス広場、カリエール広場、アリアンス広場の地図です。ナンシーのスタニスラス広場、カリエール広場、アリアンス広場（フランス語：Places Stanislas, de la Carrière et d'Alliance à Nancy、英語：Place Stanislas, Place de la Carriere, and Place d'Alliance in Nancy）は、フランス北東部のロレーヌ地域圏ムルト＝エ＝モゼル県ナンシーにある世界遺産（文化遺産）です。
スタニスラス広場（Places Stanislas）は、フランス王ルイ15世の義父に当たるロレーヌ公スタニスラスが、国王を称えて造った広場で1751年から1755年にかけて工事が行われ建設当時は「国王広場（Place Royale）」と名付けられました。中世期の旧市街と16世紀から17世紀にかけての新しい市街を統一しようと設計されたナンシー都市計画の中心地点に位置し、広場の大きさは、106m×124mあり、エマニュエル・エレが広場の設計を行いました。スタニスラス広場は、市庁舎、凱旋門、ナンシー美術館などに囲まれ、6箇所にロココ様式の美しい金属細工で彩られた鉄柵があります。かつては広場中央に国王の像がありましたが、フランス革命期に壊され、1831年になってロレーヌ公スタニスラスの像が設置され、広場の名称がスタニスラス広場と改められました。
カリエール広場（Place de la Carrière）は、スタニスラス広場に北面している凱旋門を挟んだ北側にある細長い広場です。カリエール広場をさらに北へ向かうと、ロレーヌの官邸 (Palais du Gouverneur) に突き当たり、ロレーヌの官邸の隣には現在はロレーヌ歴史博物館となっているロレーヌ公宮殿があります。カリエール広場は、18世紀に整備されたものですが、広場自体の起源は16世紀にまで遡り、当時は馬上槍試合なども行われていた広場です。カリエール（Carrière＝「競技場」という意味）という名称は、この馬上槍試合に由来しています。
アリアンス広場（Place d'Alliance）は、スタニスラス広場から東へ約200メートルの場所に位置する比小規模な広場です。アリアンス（「同盟」という意味）という名前は、はロレーヌ公家とフランス王家の同盟に由来しています。
ナンシーのスタニスラス広場、カリエール広場、アリアンス広場地図（Map of Place Stanislas, Place de la Carriere, and Place d'Alliance in Nancy, France）
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