サラン=レ=バンの大製塩所からアル=ケ=スナンの王立製塩所への地図です。サラン=レ=バンの大製塩所からアル=ケ=スナンの王立製塩所へ(Royal Saltworks of Arc-et-Senans)は、フランス東部のフランシュ=コンテ地域圏ドゥー県アル=ケ=スナンにある世界遺産(文化遺産)です。
アル=ケ=スナンの王立製塩所(Saline royale d'Arc-et-Senans)は、アル=ケ=スナン(アルク=エ=スナン)市にある旧製塩所で、建築家クロード・ニコラ・ルドゥが都市計画まで視野に入れて手がけた建築物群です。1770年代に建設工事が行われ、1779年に製塩所の操業が始まりました。製塩所はフランス革命以後も操業を継続しましたが、生産効率が悪く、鉄道で輸送される海水由来の安価な塩との競争に敗れ、1895年に操業停止となりました。1982年に「アル=ケ=スナンの王立製塩所」として世界遺産(文化遺産)に登録されました。
サラン=レ=バンの大製塩所(Salines de Salins-les-Bains)は、ジュラ県サラン=レ=バンにあります。サラン=レ=バンでは新石器時代から塩の採掘が行われ、市内には中世初期から製塩所が造られていました。この製塩所は、フランシュ=コンテ技術・文化博物館群の一つとなっています。2009年に「アル=ケ=スナンの王立製塩所」を拡大する形で、「サラン=レ=バンの大製塩所からアル=ケ=スナンの王立製塩所まで」の一部として世界遺産(文化遺産)に登録されました。
サラン=レ=バンの大製塩所からアル=ケ=スナンの王立製塩所へ地図(Map of Royal Saltworks of Arc-et-Senans, France)