ローマ：ドムス・アウレア地図

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ドムス・アウレア地図

　ドムス・アウレア（黄金宮殿、ラテン語：Domus Aurea、「黄金の家」という意味）は、紀元 64年のローマ大火でローマ市内の大部分が破壊された後、古代ローマの中心部にある「オッピオの丘（Oppio）」にローマ帝国第5代皇帝ネロ（Nero、紀元 37年12月15日生～68年6月9日没、在位：54年10月13日～68年6月9日）が建てた広大な庭園建築物です。
　この建物は、皇帝ネロが同地に建てた最初の宮殿建築物であるドムス・トランシトリア（Domus Transitoria、「通過の家」という意味、ローマ大火で焼失）の代わりとなり、拡張されました。
　建設は 64年の大火後に始まり、68年にネロが亡くなる前にほぼ完成していました。このような巨大なプロジェクトとしては驚くほど短い期間でした。タキトゥスによれば、ネロはこのプロジェクトのあらゆる細部に多大な関心を寄せ、エンジニア兼建築家のケレルとセウェルスを監督しました。彼らはまた、ミセヌムとアヴェルヌス湖を結ぶ航行可能な運河の建設にも携わっていました。
　オト皇帝（Otho、紀元 32年生～69年4月16日没、「四皇帝の年」の第2番目の皇帝、在位：69年1月15日～69年4月16日）とおそらくティトゥス皇帝（Titus、紀元 39年12月30日生～81年9月13日没、フラウィウス朝第2代の皇帝、在位：79年～81年）は、少なくともオッピオの丘の建造物を完成させるために資金を割り当てました。この宮殿は、69年にウィテリウス帝（Vitellius、紀元 15年9月7日（または24日）生～69年12月20日没、「四皇帝の年」における3番目の皇帝、在位：69年4月16日～69年12月20日）が病に倒れた後に居住されたことなどから、居住が続き、紀元 104年にトラヤヌス帝（Trajanus、紀元 53年9月18日生～117年8月8日没、ローマ帝国の皇帝（ネルウァ＝アントニヌス朝の第2代皇帝）、在位：98年1月27日～117年8月8日）の治世中に火災で破壊されました。
　ネロの後継者たちに深刻な恥辱を与えた退廃の象徴であるドムス・アウレアは、10年以内に大理石、宝石、象牙が剥ぎ取られました。オッピウスの別荘は数年間居住が続きましたが、ネロの死後まもなく、宮殿と敷地の 2.6平方キロメートル（約 1平方マイル）におよぶ部分が土で埋められ、その上に建物が建てられました。ティトゥス浴場は、おそらく私有浴場と思われる敷地の一部に、紀元79年にすでに建設されていました。宮殿の敷地の真ん中にある湖の跡地に、ウェスパシアヌスはフラウィウス円形劇場を建設しました。この劇場は自由に水を張ることができ、その横にはネロの巨像が置かれていた。トラヤヌス浴場やウェヌスとローマの神殿もこの場所に建てられました。40年以内に宮殿は破壊されました。逆説的に言えば、埋め立てられた事により壁画が湿気から守られ、現代まで生き残ることが出来たといえます。

ドムス・アウレアイメージ

　ドムス・アウレアへの最寄り交通機関は、ローマ地下鉄 B線 / B1線のコロッセオ地下鉄駅（Colosseo）があります。コロッセオ駅からドムス・アウレアまで徒歩 10分（650m）です。バスでは 85/87/117番のラビカナ＝コロッセオバス停（Labicana - Colosseo）があります。

ドムス・アウレア地図（Map of Domus Aurea, Roma, Italy）

地図サイズ：560ピクセル X 440ピクセル

ドムス・アウレアの交通機関と周辺の観光名所

ドムス・アウレアの交通機関

1.地下鉄コロッセオ駅 / Colosseo：ローマ地下鉄 B線

2.地下鉄カブール駅 / Cavour：ローマ地下鉄 B線

ドムス・アウレアと周辺の観光名所

3.ドムス・アウレア（黄金宮殿） / Domus Aurea：ローマ帝国第5代皇帝ネロが造営した大宮殿

4.サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ教会 / Basilica di San Pietro in Vincoli：ミケランジェロの「モーゼ像」があります。

5.トラヤヌス帝の浴場 / Terme di Traiano

6.エスクィリーノの丘 / Monte Esquilino

7.国立東洋博物館 / Museo Nazionale d'Arte Orientale "Giuseppe Tucci" (National Museum of Oriental Art "Giuseppe Tucci")

8.コロッセオ / Colosseo (Colosseum)

9.コンスタンティヌスの凱旋門 / Arco di Costantino

ドムス・アウレア地図（Google Map）

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