ピサのドゥオモ広場(大聖堂広場、イタリア語:Piazza del Duomo, Pisa、別名:Piazza dei Miracoli(ピアッツァ・デイ・ミラーコリ)、「奇跡の広場」という意味)は、イタリア中部のトスカーナ州ピサ県ピサ中心部にある壁で囲まれた 8.87ヘクタール(21.9エーカー)の敷地で、ヨーロッパ中世美術の重要な中心地であり、世界でも最も素晴らしい建築群の 1つとして知られています。すべてカトリック教会が所有しており、ピサ大聖堂(ピサのドゥオモ)、ピサ洗礼堂、ピサの斜塔(大聖堂の鐘楼)、カンポサント・モヌメンターレ(「記念墓地」)の 4つの大きな宗教建築がそびえ立っています。一部が舗装され、一部が芝生になっているドゥオモ広場は、オスペダーレ・ヌオーヴォ・ディ・サント・スピリト(聖霊の新病院)の跡地でもあり、現在はシノピア博物館(Museo delle Sinopie)と大聖堂博物館(Museo dell'Opera del Duomo)が入っています。
この広場の通称は、イタリアの作家で詩人のガブリエーレ・ダンヌンツィオによって名付けられました。彼は 1910年に著した小説「Forse che Sì Forse che no」の中で、この広場を「プラート・デイ・ミラコリ(奇跡の草原)」と表現しました。また、カンポ・デイ・ミラコリ(奇跡の野原)と呼ばれることもあります。1987年、広場全体が「ピサのドゥオモ広場」の名称でユネスコ世界遺産(文化遺産)に登録されました。
ピサのドゥオモ広場 イメージ(大聖堂(ドゥオモ)とピサの斜塔(鐘楼))
ピサのドゥオモ広場地図(Map of Piazza del Duomo, Pisa, Pisa Province, Toscana Region, Italy)