旅行のとも、ZenTech >
海外旅行 地図 >
中央ヨーロッパ地図 >
スイス地図 >
スイス山岳地図 /
ヨーロッパ・アルプスの山
マッターホルン地図
マッターホルン(ドイツ語:Matterhorn、イタリア語:Cervino(チェルヴィーノ)、フランス語:Mont Cervin(モン・セルヴァン))は、スイスとイタリアの国境と主要な分水嶺にまたがるアルプス山脈の山です。ペンニネ・アルプスのモンテ・ローザ地域に広がるマッターホルンは、ほぼ左右対称のピラミッド型の大きな山頂で、山頂は海抜 4,478メートル(14,692フィート)に達し、アルプス山脈およびヨーロッパで最も高い山の一つとなっています。山体は片麻岩で形成された険しいもので、マッターホルン北壁とアイガー北壁およびグランド・ジョラスのウォーカー側稜の三つを指して「三大北壁」と呼んでいます。周辺の街としては、スイス側にツェルマット(Zermatt)、イタリア側にブレイユ=セルヴィニア(Breuil-Cervinia)があります。「山の中の山」(ドイツ語:Berg der Berge) とも呼ばれるマッターホルンは、アルプスの象徴として永遠に残り、世界で最も多く写真に撮られている山です。マッターホルンには 4つの面があり、それぞれがほぼ東西南北のいずれかに向いています。そのうち 3面(北、東、西)は国境と分水嶺のスイス側にあり、南面はイタリア側にあります。周囲の氷河の上にそびえる4つの急峻な斜面は、ヘルンリ、フルッゲン、ズムット、そしてレオーネ(ライオン)の尾根によって隔てられています。マッターホルンは、北東にスイスのヴァレー州ツェルマット、南にイタリアのアオスタ渓谷ブレイユ=チェルヴィニアを見下ろしています。マッターホルンのすぐ東には、北と南の 2つの谷を結ぶ主要峠であるテオドゥール峠があり、ローマ時代から交易路として利用されてきました。
マッターホルンは 18世紀後半にオラト=ベネディクト・ド・ソシュールによって研究され、19世紀にはジョン・ラスキンといった著名な博物学者や芸術家たちもそれに続きました。他のアルプスの名峰のほとんどが登頂された後も未登頂のまま残っていたマッターホルンは、国際的な登頂競争の対象となりました。マッターホルンの初登頂は 1865年、エドワード・ウィンパー率いる隊によってツェルマットから達成されましましたが、下山中に突然の滑落事故が発生し、7人の登山者のうち 4人が命を落としました。後に数々の映画で描かれたこの惨劇は、登山の黄金時代の終焉を象徴する出来事となりました。北面は 1931年まで登頂されておらず、「三部作」として知られるアルプス三大北面の一つです。マッターホルンの四面の中で最も高い西面は、1962年にようやく完全登頂されました。マッターホルンでは 500人以上の登山者が命を落としたと推定されており、世界で最も危険な山の一つとなっています。
マッターホルンは主にダン・ブランシュ・テーブルクロスの片麻岩(アルプス造山運動以前のアフリカプレートの破片)で構成されており、オフィオライトとペニンニク・テーブルクロスの堆積岩の上に広がっています。現在の山の形は、北面の麓にあるマッターホルン氷河など、山頂から分岐する複数の氷河による圏谷侵食の結果です。19世紀末にこの地域に鉄道が敷設されて以来、この山はますます多くの観光客や登山者を魅了してきました。毎年、多くの登山家がヘルンリ小屋から北東ヘルンリ尾根を経由してマッターホルン登頂に挑戦します。このルートは山頂への最も人気のあるルートです。また、10日間かけて山を一周するトレッキングに挑戦する人も多くいます。マッターホルンは 1983年からスイス連邦天然記念物に指定されています。
マッターホルン イメージ(マッターホルンの東面と北面)
スイスにおけるマッターホルンの位置が判る地図
地図サイズ:480ピクセル X 360ピクセル
マッターホルン地図(Map of Matterhorn, Pennine Alps, Switzerland & Italy)
地図中の右上の「地図」にマウスのカーソルを当てると
「地形」と表示されその左側にチェックを入れるとマッターホルンの簡単な地形図が表示されます。
マッターホルンと周辺の山および街
- マッターホルン / Matterhorn:標高 4,478m
- ソルベイ小屋(避難小屋) / Solvay Hut (Solvayhütte):標高 4,003m、マッターホルンの北東稜線にある山小屋
- ヘルンリー小屋 / Hörnli Hut (Hörnlihütte):標高 3,260m、マッターホルンの北東稜線にある山小屋、別名「Berghaus Matterhorn(マッターホルンの山小屋)」、2013年9月から2015年7月まで改装工事のため閉鎖
- シュヴァルツゼー(シュヴァルツ湖) / Schwarzsee:標高 2,552m、ツェルマットからロープウェイ「マッターホルン・エクスプレス」でシュヴァルツゼーまで行くことができます。
- ツェルマット / Zermatt:標高 1,608m、スイス側の街、マッターホルン山頂から北東へ直線距離で約8.5キロメートル(地図外右上)
- ブレイユ=セルヴィニア / Breuil-Cervinia:標高 2,006m、イタリア側の街、マッターホルン山頂から南西へ直線距離で約4.9km
- カレル小屋 / Carrel Hut (Rifugio Jean-Antoine Carrel):標高 3,830m、マッターホルンの南西稜線(ライオン尾根)にある山小屋
- シェーンビール小屋 / Schönbiel Hut (Schönbielhütte):標高 2,694m、マッターホルンの北西稜線(ツムット尾根)にある山小屋
- ビバッコ・ボッシ小屋 / Bivacco Bossi:標高 3,345m、マッターホルンの南東稜線(フルクゲン尾根)にある避難シェルター
マッターホルン登山ルート
現在では、四季を通してマッターホルンへ登山が可能となっており、夏の登山シーズンには北東稜線のヘルンリー・ルート(Hörnli route)から登山ガイドとともに多くの登山家がマッターホルンを目指します。マッターホルン登山は、難易度評価によれば「AD+ / III+(assez difficile = fairly difficult = かなり難しい)」となっています。とは言え、登山ルート上に固定ロープ等があり熟練した登山者にとってはそれほど困難な山ではありません。ただし、経験不足、落石、転落、過密日程など様々な理由により毎年死亡者が出る危険な山です。
マッターホルンへの最も一般的な登山ルートは、ツェルマット(Zermatt)の街からシュヴァルツゼー・ケーブルカー(Schwarzsee cable car、日本語的にはロープウェイ)に乗り、標高 2,552メートルのシュヴァルツゼー(Schwarzsee)まで行き、その後はシュヴァルツゼーからヘルンリー小屋(Hörnli Hut、標高 3,260m)までハイキング気分で歩き、ヘルンリー小屋で宿泊となります。この山小屋の先に続くのがマッターホルン北東稜線(ヘルンリー・ルート)で、マッターホルンは巨大な岩の塊といった感じ壮観な眺めです。マッターホルンでは午後になると雲が出て嵐となることが多いので、翌日は未明の午前3時半頃にヘルンリー小屋を出発し、マッターホルン山頂を目指し、登頂後再びヘルンリー小屋へ戻り、ツェルマットへ下山します。なお、標高 4,003メートルの場所にソルベイ小屋(Solvay Hut)がありますが、この山小屋は避難小屋であり、緊急時のみ使用となっています。ヘルンリー小屋からマッターホルンまでの往復で約7時間です。
その他の登山ルートとしては、カレル小屋(Carrel Hut、標高 3,830m)からライオン尾根(マッターホルンの南西稜線、Italian (Lion) ridge、AD+/III、往復約6時間)、ヘルンリー小屋からツムット尾根(Zmutt ridge、D/IV、往復約8時間)、シェーンビール小屋(Schönbiel Hut、標高 2,694m)からツムット尾根(D/IV、往復約11時間)、ビバッコ・ボッシ小屋(Bivacco Bossi、標高 3,345m)からフルクゲン尾根(Furggen ridge、TD/V+、往復約8時間)、アルプス6大北壁の1つマッターホルン北壁(TD/V、往復約15時間)などがあります。
ページ先頭(スイス:マッターホルン地図)へもどる。
トップページへ移動する。
Copyright © 1997-2025 ZenTech. All Rights Reserved