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バレンシア空港


 バレンシア空港(Aeropuerto de Valencia, IATA: VLC)は、スペイン東部のバレンシア州の州都であるバレンシアにある空港で、バレンシア市内中心部から西へ約9kmの場所(マニセス = Manises)に位置し、所在地の地名から「マニセス空港」の別名があります。この空港は、スペイン国内では8番目、バレンシア州ではアリカンテ空港に次いで旅客数が二番目に多い空港です。ヨーロッパの15カ国へのフライトがあり、2008年の年間旅客数は約570万人となっています。空港には、旅客ターミナルと滑走路(長さ3200メートル)がそれぞれ一つあります。なお1644メートルの滑走路もありましたが、現在では使用されておらず、滑走路南端部分がヘリパッドとして利用されています。
 このバレンシア空港は、マドリッドとバレンシアを結ぶエステ自動車道(Autovía A-3)沿いにあり、地中海沿いにバルセロナまで続くメディテラニ高速道路(Autovía A-7)へも簡単にアクセスできます。また公共交通機関でも簡単にバレンシア市内へ行くことができ、路線バス(MetroBus)で約45分、空港シャトルバス(Aerobus)を使えばわずか20分で市内中心部へ着きます。さらにバレンシア地下鉄の3号線と5号線が空港に乗り入れており(Aeroport 駅)、バレンシア中心部(15分)および鉄道駅や港へも地下鉄で簡単に行けます。2007年に開催されたアメリカズ・カップにあわせ、新しい空港ターミナルが建設され、駐車場とエプロンの拡張、滑走路の50メートル延長などの空港拡張工事が実施されました。
 空港は、スペインのフラッグ・キャリアであるイベリア航空(Iberia)の系列であるエア・ノーストラム航空(Air Nostrum)のハブ空港となっています。またアイルランドの格安航空会社ライアンエアー(Ryanair)が2007年からハブ空港として利用を始めましたが、空港当局との間で補助金の問題が発生し2008年11月をもってハブ空港としての利用を中止しました。それ以降もライアンエアーはこの空港に乗り入れており、ハブ空港としては利用していませんが、2010年6月23日の発表によれば、再びハブ空港として利用し2010年11月には新しく10都市への航空路線を就航させるとのことです。
 
名前:バレンシア空港(マニセス空港) / スペイン語:Aeropuerto de Valencia / 英語:Valencia Airport (Manises Airport)
 
所在地:バレンシア州バレンシア県マニセス
エリア:バレンシアの西9キロメートル
 
バレンシア空港 地図(Map of Valencia Airport, Valencia, Valencian Community, Spain)
バレンシア空港地図
 
バレンシア空港に就航している航空会社と就航都市
滑走路:3,200m×45m(アスファルト舗装)、1,644m×45m(アスファルト舗装)
IATA空港コード:VLC
ICAOコード:LEVC
ハブ空港として利用している航空会社:エア・ノーストラム航空
 
 
公式Webサイト:バレンシア空港(英語)
 
バレンシアのホテル
 

 
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