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モンベル プロテクション・インナーバッグ L


 2013年9月にモンベル金沢店で「プロテクション・インナーバッグ L」を買いました。D800にAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED(俗に言われる大三元の標準ズームレンズ)を付けた状態で収納出来ます。
 
モンベル プロテクション・インナーバッグ L の写真
モンベル プロテクション・インナーバッグ L
プロテクション・インナーバッグ L
上蓋を開けた状態
上蓋を開けた状態
正面
モンベルのロゴ入り正面
背面
背面(ポケット無し)
上面
上面(布製の簡易ハンドルあり)
底面
底面
 
製品説明(モンベルのWebサイトにある商品ページ「プロテクション・インナーバッグ L」より引用)
お手持ちのバッグやデイパックで、カメラなどの精密機器を安全に持ち運ぶためのインナーバッグです。開口部が大きく開くので収納物の出し入れがしやすくなっています。衝撃吸収能力と軽量化を両立した素材を使用し、ジッパーが収納物に当たるのを防ぐジッパーガードを装備しています。デイパックなどからの取り出しに便利な簡易ハンドルが付いていますが、持ち運び時は他のバッグに入れてお使いください。収納物の整理に便利な仕切りつき。
 
仕様
内寸法:高さ 14 X 幅 23 X 奥行 14 cm
外寸法:高さ 15 X 幅 24 X 奥行 15 cm
重量:190g
材質:210デニール・ナイロン・ダブルリップストップ[ウレタン・コーティング]/緩衝材封入
カラー:ブルーブラック (BLBK)
 
 気になるお値段は、モンベルのオンラインショップを見ると「2,400円(税込) 」となっています。ちなみにモンベルの商品はどこで買っても値段は同じ様です。モンベル商品はアウトドア用品としては、リーズナブルな価格設定(低価格路線)なので金額的には高いと思いません。アマゾンで買っても楽天で購入しても値段は同じと考えて良いです。即納可能か、楽天であれば店舗によってポイントが異なる(通常の1%が、時たま10%ポイント付与の店舗等)ことがあります。
 
では実際にはどんなカメラ用インナーケースなのでしょうか。
 
 は、「 濃い青色(ブルーブラック)」のみです。生地はすべすべのナイロン(210デニール・ナイロン)です。
 
 大きさは、カタログ数値で「内寸法:高さ14cm×幅23cm×奥行14cm」「外寸法:高さ15cm×幅24cm奥行15cm」となっています。モンベルのインナーバッグには S/M/L の3つのサイズがあり今回購入した Lサイズは一番大きなものだけあって、私のD800とAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDが余裕で入ります(ただし、レンズフードは逆さま(内側)に取り付け)。
D800とAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
D800とAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
モンベル プロテクション・インナーバッグ LにD800とAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDを装着して入れた状態
インナーバッグにカメラとレンズを入れた状態
 
 D800を購入した時にそれ相応のショルダーバッグが欲しくて「ロープロのステルスリポーター D300AW」を買いました。D800と明るい標準ズームレンズさらには望遠ズームとスピードライトも入る十分なサイズのショルダーバッグです。普段使いには丁度良かったのですが、登山には持って行けません、嵩張る上に重い(約1,450g)のです。どうしようかと考えたのです。思い出しました。昔(15年以上前?)、初めて一眼レフ(当時はフイルム式、初心者をターゲットしたニコン U)を購入した時に貰った販促用のショルダーバッグが押入れの隅にあったはず・・・。
ロープロのステルスリポーター D300AW
ロープロのステルスリポーター D300AW
ニコンの販促用ショルダーバッグ
ニコンの販促用ショルダーバッグ
既に7年くらいは使っていませんでしたが、カビも生えておらず綺麗な状態で使えそうです。ニコン独特の赤もライン状に入っておりデザイン的にも良い感じです(上の写真は光の感じでイマイチですが実物は黒々としてシブいです)。初心者向けの比較的小さなフイルム式一眼レフの販促品で貰ったショルダーバッグなので入らないかとも思いましたが、サイズ的にはギリギリ問題なく、D800に標準ズームレンズを装着した状態でキツメでしたが何とか押し込むことが出来ました。ショルダーバッグの強度的には問題なく、薄いながらもクッションが入っており大切に扱えばカメラに衝撃が加わることも無く、ショルダーベルトとバッグ本体の縫製もしっかりしていました。昔は販促品と言えども良いものがあったのですね・・・。ちなみにボディーだけでも23万円のD800には販促品なんて付いていませんでした。まぁ、D800を買う層は、おまけで釣らなくても売れるんでしょうけど・・・。
 で、登山に持っていく前に平地で使ってみました。大きな欠点がありました。ダメでした・・・。この販促バッグ、昔使っていたときは小さなフイルム一眼だったので気にならなかったのですが、ファスナーが中央にあるのです。で、D800のように比較的大きな(高さのある)カメラだと、出し入れする時に開口部をオモイッキリ広げてもファスナーと擦れて、引っかかりやすく不便でした。サイズは、きつめの大きさなのでバッグとしては小さくて便利なのですが、出し入れに難があり2回ほど使用して断念、そういえば前代のD80を買った時にもこの販促バッグを流用しようとして大きさが不満で押入れ行きにしたのでした・・・。フラッシュの所にホコリかと思って指で払おうとしたけど、取れない・・・、まだ買ったばかりのD800なのに傷でした、当然ながらボディーを落としてもいないし、こすった記憶も無い、とすれば傷の場所から考えて犯人は販促バッグのファスナーでしょう。
ファスナーが真ん中だと出し入れに不便
ファスナーが真ん中だと出し入れに不便
ファスナーでの擦り傷
ホコリか?、ファスナーでの擦り傷でした。
 
 それで、出し入れしやすいインナーケースを探しました。ネットで探すと、エツミ、ハクバ写真産業が定番らしく種類も豊富なようです。他にはサンワサプライなどにもありました。しかしながら、サイズが「帯に短し襷に長し」です。まぁD800に大三元標準ズームレンズをインナーケースに入れようという発想に無理があるのですがね。私が愛用?する登山用品ブランドのモンベルにもインナーケース(モンベル的にはインナーバッグ)があるようなので、調べるとサイズ的には丁度良い大きさらしいのです。金額的には悩むほど高くは無かったのですが、ネットで注文するほど意気込めなかったので、カメラ持参で実店舗へ行き、サイズ的に問題無い事を確認し購入しました。ショルダーストラップも同時に購入しました。
 
 まず、買って自宅で触りインナーケースにカメラを入れてみての感想としては「まぁ問題なし」。カメラを出し入れする開口部は、バッグの「天井部全体がカパッ」と大きく開き出し入れしやすく、ファスナー(ジッパー)が収納物に当たらないように内側にジッパーガードが装備されています。バッグ重量は200グラム弱で軽いのですが、クッションがそれなりにしっかりしており、登山時にザックに入れての持ち運びには問題なさそうです。でも、ザックを手荒に放り出したり、岩場でガンガンとぶつけるとダメでしょう。なお横幅が24センチもあるので、60Lくらいの大型ザックなら難なくインナーケースをザックに入れることが出来ますが、山小屋1泊2日程度のザック(40L以下)になるとプロテクション・インナーバッグ Lをザックに入れるのは現実的ではありません。大型ザックで行く時もテント泊などであれば当然ながら装備が多くなるのでこのインナーバッグが入らない・・・と思います。
と言うことで私の結論としては、40Lザックを日帰り登山のときに使用してプロテクション・インナーバッグ Lにカメラを入れて持ち運ぶ(このときは交換レンズは持参せず)ことにしました。
 プロテクション・インナーバッグ Lの特徴として、バッグの両サイド中央上部にショルダーストラップを装着できるD環が付けられています。つまり単純に考えると、インナーバッグではあるが「ショルダーバッグとしても使える」優れものらしいのです。とモンベルのWebサイトを見て感心し、購入動機の一つとなりました。ただしWebサイトの文章に「デイパックなどからの取り出しに便利な簡易ハンドルが付いていますが、持ち運び時は他のバッグに入れてお使いください。」とあるので一抹の不安を覚えながら実店舗へ、私の解釈としては「簡易ハンドルで持ち運びしてはいけない」だけで、「D環を使ってショルダーバッグとして使いのは問題ない」と思いたかった・・・・・。実店舗で実物を見ると、D環部分の縫製はカメラを入れてショルダーバッグに使えるほど強くは無いようです。ダメ元でショルダーストラップも購入し、家に帰って、カメラとレンズ「重量2kg」を入れて、ショルダーバッグとして恐る恐る肩に「懸けました」が、外で持ち歩くのは「危険な賭け」と気づき、ショルダーバッグでの利用は断念。また外側天面にある「簡易ハンドル」も本当に簡易的であり重量2kgのカメラとレンズを入れてホイホイ持つとビリビリとなりそうでした。つまり、ザックへの出し入れはインナーバッグの底面を両手で持って優しく出し入れが必要なようです。側面のD環を持っての出し入れもD環の縫い目が破けそうで躊躇してしまいます。モンベルのWebサイトや商品タグに書かれているようにこのインナーバッグは「カメラなどの精密機器を安全に持ち運ぶため」が目的なのであり、私の期待(ショルダーバッグの代用)は過剰なのです。結局のところ「D環」の目的は不明です。タオルや着替え程度の軽量物なら十分ショルダーバッグとして利用できるので、お風呂セット入れとして使えるでしょう!
 
 うだうだと、ショルダーバッグとして使えないと書いてきましたが、決してモンベルのプロテクション・インナーバッグをダメだと否定している訳ではありません。
結構気に入っています。日本の誇るアウトドア用品メーカー「モンベル」が「カメラなどの精密機器を安全に持ち運ぶ」として商品化しているのです。ダメな訳はありません。最大のポイントは「開口部が大きく開き、カメラの出し入れが容易」です。カパッと開いた天面の裏側(天井部)はファスナーが付いたメッシュ地のポケットになっています。メモリーカードやレンズフィルターなどの薄物カメラグッズ収納に適しています。なおファスナーを閉めた時に引手金具が来る場所には三角布が張られ、ファスナー引手金具が収納物に当たらないように配慮がなされています、流石は日本メーカー、痒い所に手が届く。ファスナーだってYKK製です。また付属品としてウレタン仕切り板(幅35cm×高さ13cm×厚さ7mm)が付いています。私はカメラにレンズを装着して入れるとインナーバッグにぴっちり納まる大きさで仕切り板は使わないのですが、カメラとレンズを分離する時や小型カメラに複数のレンズ等では緩衝材となるウレタン仕切り板は使えそうです。ただし面ファスナー(マジックテープ)ではありません。ワリと秀逸だと思ったのは、「ジッパーが収納物に当たるのを防ぐジッパーガードを装備」ってのです。インナーバッグ内側の緩衝材(ウレタン)がファスナー(ジッパー)の裏側から更に2cm上まで立ち上がっているので、カメラを入れてファスナーを開け閉めしても、決してカメラを傷つけることはありません。
天面の内ポケット
天面の内ポケット
ジッパーガード
ジッパーガード(緩衝材立ち上がり)
側面のD環
側面のD環
乾燥剤
乾燥剤
外面はナイロン製です。素材は210デニール・ナイロンで、ぺらぺらと言うほどではありませんが布地としての強度はあまりありません。このため、前述のD環や上面の簡易ハンドルの縫い付けが弱くなっています。ナイロンとは言え防水性(防滴も無し)がありませんから、ザックに入れて使用する場合でも雨天時はザックカバーはもちろんのこと、インナーバッグを防水袋に入れるか、カメラを防水袋に入れてインナーバッグに納めるなどの雨対策が必要です。
 
私のカメラ用バッグ
ロープロ ステルスリポーター D300AWロープロ トップローダー ズーム 50AWモンベル インナーバッグ防水袋
 

 
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