コロンビア：サンタ・クルス・デ・モンポス

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サンタ・クルス・デ・モンポス

　モンポス（Mompox、正式名称：サンタ・クルス・デ・モンポス（スペイン語：Santa Cruz de Mompox, Colombia））は、コロンビア共和国北部のボリーバル県にある都市であり、自治体です。サンタ・クルス・デ・モンポスの人口は 45,104人（2018年推計、2005年時点では人口 41,565人）、ボリーバル県では 7番目、コロンビア全体では 154番目に人口の多い街です。市街地面積 4.53平方キロメートル（1.75平方マイル）、自治体面積 652.1平方キロメートル（251.8平方マイル）、海抜 33メートル（108フィート）、北緯 9度14分23秒西経 74度25分32秒です。
　マグダレナ川に近接していたことから発展し、植民地時代の面影を色濃く残しています。また、アメリカ大陸のスペインからの独立においても重要な役割を果たしました。現在、モンポスは観光、漁業、そして地元の牧畜業による商業に依存しています。自治体人口は 46,408人（2020年推計、市街地人口 23,649人）で、ピニージョスとサン・フェルナンドに隣接しています。モンポス歴史地区は、植民地時代の建築様式が保存されていることや、様々な建築様式が混在していることから、1995年に「サンタ・クルス・デ・モンポス歴史地区」の名称でユネスコ世界遺産（文化遺産）に登録されました。
　モンポスは、その歴史、植民地時代の建築物、そして祭りの数々で人気の観光地となっています。毎年、モンポス・ジャズ・フェスティバルや映画祭が開催されます。
　聖週間の祝祭期間中も観光客は多く訪れます。聖週間は枝の主日に始まり、死者を偲ぶ花とろうそくのパレードで始まり、その後も様々な宗教行事に関連した様々な儀式が行われます。こうしたことに加え、モンポスは教会群も数多く存在し、コロンビアにおける宗教観光の人気の目的地となっています。

サンタ・クルス・デ・モンポスイメージ（サンタバーバラ教会（Santa Barbara Church））

　サンタ・クルス・デ・モンポス（サンタ・クルス・デ・モンポス）は、スペイン様式と先住民様式が融合した、植民地時代の建築様式の特徴が今もなお保存されていることで知られています。今日でも、植民地時代の建物のほとんどは、当時の用途で使用されています。特に注目すべきは、通り沿いのドア、手すり、窓格子を飾る錬鉄細工で、特にアルバラダ通り、レアル・デル・メディオ通り、アトラス通りで顕著です。有名な教会には、サンタ・バルバラ教会（1613年建造）、サン・アグスティン教会（1606年建造）、サン・フアン・デ・ディオス教会、無原罪懐胎教会などがあります。また、植民地時代の宗教的な金細工の傑作を収蔵する植民地美術博物館もあります。
　サン・フアン・デ・ディオス病院は 1550年に設立され、1663年にラ・オルデン・デ・トドス・ロス・エルマノス・ホスピタルラリオス（聖ヨハネ騎士団）が経営を引き継ぎました。維持管理と運営は、地域の有力者からの寄付と、マグダレーナ川沿いの船舶に課せられた王室税に依存していました。サン・ファン・デ・ディオスは、当時の建物で今も機能しているアメリカ最古の病院と考えられています。
　市庁舎には、植民地時代の地下牢と市長の応接室がありました。1810年8月6日、ここでスペインからの独立法が調印され、「自由か死か（Ser Libres o Morir）」という叫びが初めて聞かれました。
　サン・カルロス回廊としても知られる市庁舎は 1660年に建設されました。この回廊には、イエズス会が追放されるまで、市初の中等学校が置かれていました。1767年に修道院としての機能は終了しました。1809年には、ペドロ・マルティネス・デ・ピニージョスによって、ここに聖ペテロ使徒普遍学校が設立されました。
　無原罪懐胎教会は、1541年にペドロ・デ・エレディアによってアドベで建てられました。10年後には拡張工事が行われ、アドベの大部分は石工に、藁葺き屋根は瓦葺きに取り替えられました。その規模の大きさから、しばしば「モンポスの大聖堂」と称されました。長年にわたり、元の建物は幾度も修復され、最後の修復は 1795年に完了しました。1839年、州知事の命令で取り壊され、現在の教会がその場所に建てられました。
　サンタ・バルバラ教会は、市内で最も有名で重要な教会の一つです。1613年に完成したこの教会には、バルコニー付きのバロック様式の鐘楼があり、ヤシの木、花、ライオンのモールディングで装飾されています。塔のドームも同様にバロック様式で、教会の 3つの祭壇は重厚な金箔で覆われています。
　モンポックス農民市場は、それまで通りのスペースを確保していた果物、野菜、肉、魚、その他の商品を販売する商人たちを組織化するために、20世紀初頭に建設されました。この建物は、無原罪懐胎教会とマグダレーナ川の間の景観を視覚的に阻害しています。したがって、この建物は町の広場の当初の設計に修正を加えたものです。
　モンポックス墓地は 1829年に建設されました。礼拝堂と祭壇は 1846年に建てられました。それ以前の植民地時代は、教会内の隔離された場所に死者を埋葬するのが一般的で、住民からの苦情を招いていました。
　サンフランシスコ教会は 1564年に建てられ、修道院は 1580年にフランシスコ・ゴンザーガ修道士によって設立されました。
　レアル・デル・メディオ通りにある使徒の家は、地元の船乗り一家の邸宅で、十二使徒と最後の晩餐のイエスの像を見るために観光客が訪れます。

コロンビアにおけるサンタ・クルス・デ・モンポスの場所が判る地図（Map of Cartagena, Colombia）

地図サイズ：360ピクセル X 480ピクセル

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サンタ・クルス・デ・モンポス地図（Google Map）

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