エクアドル：グアヤキル - 旅行のとも、ZenTech

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グアヤキル

　グアヤキル（スペイン語：Guayaquil, Ecuador）、正式名称 Santiago de Guayaquil（サンティアゴ・デ・グアヤキル）は、エクアドル共和国のコスタ（太平洋岸地域）グアヤス県にある都市で、グアヤス県の県都（県庁所在地）となっている街です。エクアドル最大の都市であり、同国の経済首都、主要港湾都市でもあります。グアヤス州の州都であり、グアヤキル県の県庁所在地でもあります。グアヤス川の西岸に位置し、グアヤキル湾から太平洋に流れ込んでいます。
　人口 2,650,288人（2022年現在、2019年時点では人口 2,698,077人、2010年国勢調査では 2,278,691人）のグアヤキルは、エクアドルで最も人口の多い都市であり、アンデス共同体では 5番目に大きな都市です。しかし、グアヤキルの都市圏は公式の都市教区にとどまらず、近隣の都市や教区にも広がっています。そのため、グアヤキル都市圏の人口は 3,618,450人に達し、エクアドルで最も人口の多い都市圏であり、アンデス共同体でも 5番目に人口の多い都市圏となっています。国内最大の都市であるグアヤキルは、首都キトと並んで、エクアドルの二大発展拠点の一つであり、エクアドルの主要なビジネス、金融、文化、スポーツ機関が集まっています。面積 344.5平方キロメートル（133.01平方マイル）、海抜 4メートル（13.2フィート）、南緯 2度11分24秒西経 79度53分15秒です。
　幾度かの創設の試みが失敗に終わった後、1547年に「サンティアゴ・デ・グアヤキル」の名で、スペイン帝国の造船所兼貿易港として正式に設立されました。以来、グアヤキルはスペイン植民地、そして後に国家経済の重要な拠点となりました。グアヤキルは、その歴史を通じて数々の革命や反乱の舞台となり、1820年にスペインからの独立を正式に達成したエクアドル初の都市です。その後、グアヤキル自由州の州都となり、その後グラン・コロンビアに併合されました。1830年以降はエクアドル共和国の一部となり、経済と政治において重要な役割を果たしています。
　グアヤキルは、エクアドルの経済、文化、金融の主要中心地です。グアヤキルは、エクアドルの都市の中でも、公共交通機関の利用率の高さ、人口密度、そして多様性において際立っています。同市の港は東太平洋沿岸で最も重要な港の一つです。国内の民間輸出の約 70％が同港を経由しており、輸入の 83％が同港を経由しています。

グアヤキルイメージ（サンタ・アナの丘）

　グアヤキルの観光名所としては、ラス・ペニャス地区（Las Peñas neighbourhood）、帆船グアヤス（BAE Guayas (BE-21)）、グアヤキル歴史公園（Parque Histórico Guayaquil）、チョコレート＆ココア博物館（Museum of Cocoa and Chocolate）、グアヤキル・メトロポリタン大聖堂（Guayaquil Metropolitan Cathedral）、グアヤキル市庁舎（Guayaquil City Office）、旧エル・テレグラフォ新聞社ビル、エクアドル中央銀行グアヤキル支店、マレンコ2000（Malecon 2000、グアヤス川沿いの遊歩道）、人類学博物館、現代アート美術館 (Museo Antropológico y de Arte Contemporáneo - MAAC) 、グアヤキル市立博物館（Guayaquil Municipal Museum）、ビール博物館（Museo de la Cerveza）、現代海軍博物館（Museo Naval Contemporáneo）、マリア・ユージニア・プイグ市立美術館（Museo Municipal De Arte - “María Eugenia Puig”）、砲艦カルデロン博物館（Museo Cañonero Calderón）、サンタ・アナの丘（Santa Ana Hill）、エスタディオ・モヌメンタル・イシドロ・ロメロ・カルボ（Estadio Monumental Banco Pichincha、サッカー競技場）、グアヤキル植物園（Jardín Botánico）、グアヤキル大学（University of Guayaquil）、サンティアーゴ・デ・グアヤキル・カトリック大学（Universidad Católica de Santiago de Guayaquil）、サンタイ島（Isla Santay、グアヤス川の中島）、モリスカの塔（Torre Morisca）、セミナリオ公園（Seminario Park、またはイグアナ公園（Iguana Park））、総督の宮殿（Governor's Palace）、行政広場（Plaza de la Administracion）、ラ・ロトンダの半輪車（La Rotonda hemicycle）、プエルト・サンタ・アナ（Puerto Santa Ana）、ナヒム・イサイアス博物館（Nahim Isaias Museum）などがあります。

エクアドルにおけるグアヤキルの場所が判る地図

地図サイズ：420ピクセル X 420ピクセル

　グアヤキルは、エクアドル経済において商業の中心地として重要な役割を果たしているだけでなく、活気に満ちた広大な都市であり、都市、文化、観光の拠点となっています。近年、グアヤキルはビジネスとコンベンションの拠点となっています。6棟もの高層ビルが立ち並び、北西へと拡大を続ける大都市の様相を呈しています。グアヤキルの中心部は、市内で最も古く、植民地時代の面影が残る地域であるため、最も重要な観光地の一つとなっています。シモン・ボリバル・マレコン地区は、市内中心部に近く、多くの観光客が訪れます。プエルト・サンタ・アナ地区にあるザ・ポイントは、グアヤキルのみならずエクアドル全体でも最大の建物です。もう一つの見どころはラス・ペーニャス地区で、約 444段の階段を上ると、素晴らしい街の景色を一望できる展望台があります。
　地理的な位置からガラパゴス諸島への玄関口となり、いくつかのワールドトラベルアワードを受賞しています。これらには、南米有数のシティブレイク目的地および南米有数の会議およびカンファレンス目的地が含まれます。
　グアヤキルは、さまざまなアクティビティやイベントを提供する都市です。エクスカーションやツアーに加えて、ショッピングツアー、グルメツアー、宗教ツアー、アグリツーリズムの農園ツアーなども楽しめます。グアヤキル市が提供する無料ツアーは、街を知るための良い選択肢です。また、街を知るためのセルフガイドツアーもあります。街を知るための地図もあり、ダウンロードして観光スポットを訪れるのに使えるデジタルマップも含まれています。

　グアヤキルのホテルとしては、ホテルソルデオリエンテ、ソネスタホテルグアヤキル、ヒルトンコロングアヤキルホテル、コートヤードバイマリオットグアヤキル、ホテルガレリアマン＝ギン、ウィンダムガーデングアヤキル、ホテルウィンダムグアヤキル、ラディソンホテルグアヤキル、オロヴェルデグアヤキル、ホリデーイングアヤキルエアポート、ビストロ/グランドホテルグアヤキル、ホテルエングアヤキルマレコンイン、ホテルデルパルケ、ホテルセドロスイン、ホテルジラ、エアポートホテル、ホテルパレス、DC スイーツエアポート、ユニパークホテル、シェラトングアヤキルホテル、ホテルオニックスゴールド、カーサブティックラフォンタナ、マンションデルリオ、ホテルマルセリウス、ホステルヌカペチャ、ホテルラフォンタナ、ホテルベッリャギオ、ホテルラスペニャス、ラグジュアリースイーツリバーフロント、リバーガーデンホテル + スイーツ、マンソーブティックゲストハウス、ホテルラマダ、ホームスイート、ホテルデルセントロ、ホテルブティックオリッリャデルリオ、ホテルパナマブティック、ホテルプエルトパシフィコ、ホテルパトリモニアルバイグリーンフィールド、イグアナズユー B&B、ヘンテール B&Bなどがあります。

　グアヤキルへの交通アクセスは、飛行機ではホセ・ホアキン・デ・オルメド国際空港（José Joaquín de Olmedo International Airport）、都市間バス（長距離バス）ではグアヤキル・バスターミナル（Guayaquil Bus Terminal）、市内交通では路線バスがあります。
　エクアドルの首都キトからグアヤキルまで飛行機で 50分（直行便、10～14便/日）、車で 7時間10分（南西へ道なりで 440km）、アンバトから車で 4時間50分（南西へ道なりで 290km）、ケベドから車で 2時間50分（南南西へ道なりで 180km）です。グアヤキルからガラパゴス諸島バルトラ島（イスラ・バルトラ空港）まで飛行機で 1時間55分（直行便、3～5便/日）、ガラパゴス諸島サン・クリストバル島まで 1時間50分（直行便、2～3便/日）です。グアヤキルからババオヨまで車で 1時間10分（北東へ道なりで 72km）、ラ・リベルターまで車で 1時間55分（西へ道なりで 135km）、クエンカまで車で 3時間15分（南東へ道なりで 200km）、マチャラまで車で 2時間55分（南へ道なりで 185km）、ロハまで車で 6時間40分（南南東へ道なりで 410km）です。

グアヤキル地図（Google Map）

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