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ムンバイ エレファンタ島


 エレファンタ島(英語:Elephanta Island、別名:ガラプリ(Gharapuri、「洞窟の街」という意味)またはポリ島(Pory Island))は、インド西部のマハーラーシュトラ州ムンバイの東、ムンバイ港にある島のうちの 1つです。
 
 この島は、岩を削って作られたユネスコの世界遺産(文化遺産)となっている石窟寺院「エレファンタ石窟群(Elephanta Caves)」があることで人気の観光地です。
 ムンバイからフェリーで簡単にアクセスできます。島の南東海岸から約 10キロメートル(6.2マイル)の距離にあります。船はインド門から毎日出航しており、片道約 1時間かかります。チケットはインド門で購入できます。始発は午前9時、最終は午後2時です。島の船着場からは歩道が整備されており、有名な洞窟へ続く階段へと続いています。
 また、船着場から洞窟へ続く階段(約 600メートル)まで、ナローゲージのトイ・トレイン(観光用列車)が走っています。道沿いには、ネックレス、アンクレット、装飾品、キーホルダーなどのお土産を売る行商人がいます。食べ物や飲み物を買える屋台もあります。小猿が道の脇で遊び回り、行商人やゴミ箱、観光客から物を盗むこともあります。
 ムンバイ港湾公社(MbPT)は、ムンバイのハジ・バンダーから島までロープウェイで結ぶ計画を立てています。完成すれば、ユネスコ世界遺産の島まで現在フェリーで約 1時間かかるのに対し、わずか14分で到着できるようになります。
 
エレファンタ島地図(Map of Elephanta Island, Maharashtra State, India)
エレファンタ島地図
地図サイズ:640ピクセル X 480ピクセル
 
 エレファンタ島は、デカン・トラップ火山地域の一連の噴火活動によって形成された火山岩で構成されています。岩石の年代測定から、白亜紀後期または暁新世前期(6,600万年前から 6,500万年前)に形成されたことが示唆されています。これは、インド各地で発生したデカン・トラップ火山の噴火の多くと同時期に発生したことを意味しますが、ムンバイ本土に隣接する6,250万年前の火山岩よりもわずかに古いと考えられます。島で発見されたアンカラマイト岩は、島を構成するソレアイトなどの他の岩石よりも大幅に若い(最大600万年若い可能性もある)ことから、この島は 600万年近く続いた可能性のある噴火によって形成されたと考えられます。
 
 古代にはガラプリ(洞窟の場所)として知られていたエレファンタ島は、16世紀のポルトガル人探検家が入り口付近で発見した一枚岩の玄武岩の象の彫刻を見て名付けられました。彼らはそれを持ち帰ろうとしましましたが、鎖が十分に強くなかったため、結局海に落としてしまいました。後にこの彫刻はイギリス人によってヴィクトリア・ガーデンに移され、その後ムンバイのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(現バウ・ダジ・ラド博物館)に移されました。この島はかつて、強力な地方王国の首都です。レオナルド・ダ・ヴィンチの写本F(フランス国立図書館所蔵)には、「服飾商のアントネッロが所有するインドのエレファンタ島の地図」という記述があります。このフィレンツェ出身の旅行者アントネッロが誰であったかは不明です。
 
エレファンタ島地図(Google Map)
 

 
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