トラスカラ大聖堂(英語:Tlaxcala Cathedral または Cathedral of Tlaxcala)、正式名称はヌエストラ・セニョーラ・デ・ラ・アスンシオン大聖堂(聖母被昇天大聖堂、スペイン語:Catedral de Nuestra Señora de la Asunción、英語:Cathedral of Our Lady of the Assumption)で、メキシコ合衆国東部にあるトラスカラ州の州都トラスカラ・シティにある主要なカトリック教会です。当初はアッシジの聖フランシスコ寺院(Templo de San Francisco de Asís)として知られていましましたが、トラスカラ教区が設立された際に大聖堂の名称が決定され、現在ではトラスカラ教区の設立時に聖母被昇天の祈りによって大聖堂として献堂されたことで知られています。
ディエゴ・ムニョス・カマルゴによれば、16世紀(1530年から 1536年)に建造されたこの寺院は、単廊式で木造屋根、ヴィゲリア様式のデッキには壮麗な木造ムデハル様式のパネル装飾が施されています。非常に良好な状態で保存されており、アメリカ大陸に現存する同種の聖堂としては数少ないものです。聖堂のドームは八角形で、敷地内には修道院が併設されています。
2021年、第44回世界遺産委員会において、この大聖堂はユネスコ世界遺産「ポポカテペトル山腹の16世紀初頭の修道院群」の 15番目の地域として拡張登録されました。
トラスカラ大聖堂 イメージ
トラスカラ大聖堂地図(Map of Tlaxcala City, State of Tlaxcala, United Mexican States)、Google Map