スィーブ(シーブ、アラビア語:ٱلسِّيْب
(As-Sīb)、英語:Al Seeb(As Seeb or As Sib))は、オーマン北東部のマスカット特別行政区にある都市で、首都マスカット近郊西部(北西 数キロメートル)に位置する街です。スィーブの人口は 470,878人(2020年統計)、オーマンでは首都マスカットに次いで 2番目に人口の多い街です。北緯 23度40分49秒 東経 58度10分57秒です。
ランドマークとしては、ナシーム庭園、王室厩舎・乗馬センター、オマーン王室衛兵技術大学、アル・バラカ宮殿、マスカット国際空港、マルカズ・アル・バフジャなどがあります。
「シボ砦(Fort of Sibo)」はここスィーブにありました。この砦はマスカット広場の防衛を補完する役割を果たし、この砦の初期の、そして最も重要な役割の一つです。スィーブは、ポルトガル人がペルシャ湾とオマーン湾へのアクセスを制御するために築いた一連の要塞都市の一部であり、コール・ファカン(Khor Fakan)、マスカット(Muscat)、ソハール(Sohar)、スィーブ(Seeb)、クライヤート(Qurayyat)、ムトラフ(Muttrah)などがその例です。現在は取り壊され、かつての場所には現在マスカット国際空港が建っています。スィーブは、1920年9月25日にオマーン国王とマスカット国王の間でスィーブ条約が締結された場所として知られています。この条約により、オマーンは内陸部と沿岸部の 2つの異なる地域に分割されました。これらの地域は歴史的にハジャル山脈によって隔てられていました。
スィーブ イメージ(アッ=スィーブ・モスク)
スィーブの観光名所としては、オマーン水族館(Oman Aquarium)、スィーブ・ビーチ(Seeb Beach)、スルタン・カブース・モスク(Sultan Qaboos Mosque)、ズルファ・モスク(Zulfa Mosque)、スィーブ旧市場(Seeb Old Souq)、アル・シャワ庭園(Al Sahwa Public Garden)、ワジ・アル・クード(Wadi Al Khoud)、ウェーディング城などがあります。