イエメン：サナア - 旅行のとも、ZenTech

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サナア地図

　サナア（サヌア、英語：Sanaa、アラビア語：صَنْعَاء‎ ）、正式名称はサナア市（英語：Sanaa Municipality、アラビア語：أَمَانَة ٱلْعَاصِمَة ）であり、イエメンの法的な首都であり最大の都市です。サナア市はサナア県の県都となっていますが、県の一部ではなく、独立した行政単位を形成しています。標高 2,300メートル（7,500フィート）に位置するサナアは、世界で最も標高の高い首都の一つであり、アラビア半島で最も高い山の一つとされ、中東でも最も高い山の一つであるサラワト山脈（ジャバル・アン＝ナビー・シュアイブ山脈とジャバル・ティヤル山脈）に隣接しています。
　サナアの人口は約 3,292,497人（2023年）で、イエメン最大の都市です。2020年現在、サナア大都市圏はイエメンの総人口の約 10％を占めています。ユネスコ世界遺産に登録されているサヌア旧市街は、独特の建築様式を有し、特に幾何学模様で装飾された多層建築がそれを顕著に表しています。国内最大のアル・サーレ・モスクは、市の南郊に位置しています。
　イエメン憲法によれば、サヌアは国の首都とされています。しかし、フーシ派による占領後、イエメン政府の所在地は南イエメンの旧首都アデンに移されました。2015年3月、当時の大統領アブドラブ・マンスール・ハーディーは、アデンを暫定首都と宣言しました。
　サナアについて言及しているムスナド文字の最初の文献は紀元前 5世紀に遡り、「San'u（サヌ）」として言及されています。これは、サバ語（Sabaic、古代南アラビア語のひとつ）で「要塞」を意味する「Masna'ah（マスナア）」に由来しています。

サナアイメージ（アル・サレハ・モスク）

　サナアの旧市街地は、「サナア旧市街（Old City of Sana'a）」の名称でユネスコの世界遺産（文化遺産）に登録（1986年、2015年からは危機遺産）されています。サナアの観光名所としては、アル・サレハ・モスク（Al-Saleh Mosque）、アル・バキールヤ・モスク（Al-Bakiriyya Mosque）、アル・マフディ・モスク（ al-Mahdi Mosque）、サナア・グランド・モスク（Great Mosque of Sanaa）、バブ・アル・イエメン（Bab al Yemen、サナア旧市街への城門）、イエメン国立博物館（National Museum of Yemen）、アルサウラ公園（Althawra Park）、ハラーズ・コーヒー（Haraaz coffee。コーヒー・ショップ）、サマ・モール（Sama Mall、ショッピングモール）、タイバ・ハイパーマーケット（Taibah Hyper Market、ショッピングモール）、ダール・アル・ハジャル（Dar al-Hajar、かつての王宮、別名「ストーン・ハウス」「岩の宮殿」、サナアから 15kmの場所「ワディ・ダール（Wadi Dhar）」）などがあります。
　サナアのホテルとしては、ブルジュ・アルサラーム（Burj Alsalam）、ヒルトン・ホテル（Hilton Hotel）、シティステートホテル（City Stare Hotel）、シェバ・ホテル（Sheba Hotel）、ハドラマウト・プラザ・ホテル（Hadramoot plaza hotel）、アデン・ホテル（Aden Hotel）などがあります。

サナア地図（Map of Sanaa City, Yemen）

地図サイズ：560ピクセル X 360ピクセル

　サナアへの交通アクセスは、サヌア国際空港（Sana'a International Airport、国営航空イエメニアが就航）があります。市内交通では路線バスと乗り合いミニバス（地元ではダッバーブ（dabbāb）と呼ばれる）およびタクシーが利用できます。
　サナアからタイズまで車で 6時間10分（南へ道なりで 270km）、アデンまで車で 8時間20分（南南東へ道なりで 380km）、フダイダまで車で 4時間20分（西南西へ道なりで 230km）です。

イエメンにおけるサナアの場所が判る地図

地図サイズ：340ピクセル X 280ピクセル

サナア地図（Google Map）

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