デルフィ(デルフォイ、ギリシア語:Δελφοί (Delphi)、英語:Delphi)は、伝説ではかつてピュトー(Πυθώ)と呼ばれていた、ギリシャ共和国中部の中央ギリシャ地方にある古代の聖域です。デルフィの考古遺跡は、パルナッソス山の麓にあった古代ギリシアの都市国家(ポリス)「デルポイ」の遺跡で、アポロン神殿を中心とする神域と都市遺跡から構成されています。デルポイは、古代ギリシャでは「世界のへそ」と考えられ、アポロン神殿で出されるご神託「デルポイの神託」は全ギリシャで重要視されていました。
古代古典世界における重要な決定について相談を受けた主要な神託者、ピュティアの居城です。古代ギリシャ人は世界の中心はデルフィにあると考えており、デルフィのオンパロスとして知られる石碑がその中心を示していました。オンパロスとはギリシャ語で「へそ」を意味します。
スーダによると、デルフィの名は、そこに住み、アポロン神に殺された雌の蛇(ドラカイナ)デルピュネーに由来しています(他の伝承では、この蛇は雄の蛇(ドラコン)ピュトンでした)。
聖域はパルナッソス山の南西斜面に区画された地域を占めています。
現在、広大な考古学遺跡となっており、1938年からはパルナッソス国立公園の一部となっています。この聖域は、古代ギリシャの主要都市国家のほとんどがここに建造した様々な建造物によってその本質的なギリシャ統一が証明されていることから、古代世界に大きな影響を与えたとして「デルフィの考古遺跡(英語:Archaeological Site of Delphi)」の名称でユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。
聖域に隣接して、同名の小さな近代的な町デルフィがあります。
デルフィ博物館(デルフィ考古学博物館) / Delphi Museum (Delphi Archaeological Museum)
フィロメロスの古代要塞 / Ancient fortifications of Philomelos:フィロメロスは紀元前4世紀中頃のフォキス(現在のデルフィ位置するフォキダ県に相当する地方)の将軍、フォキスと対立するテバイと戦う軍資金を得るため「デルフィの神託所」を占領したことで歴史に名を留めています。
カスタリアの泉 / Spring of Kastalia
ギムナシオン(体育訓練所) / Gymnasion
マルマリア(アテナの聖域) / Marmaria (Precinct of Athena Pronaia)
トロス(円形神殿) / Tholos
デルフィの考古遺跡地図(Map of Archaeological Site of Delphi, Central Greece, Greece)