イタリア：エトナ山 - 旅行のとも、ZenTech

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エトナ山

　エトナ山（エトナ火山、イタリア語：L'Etna、英語：Mount Etna）は、イタリア南部、シチリア州（シチリア島）東海岸近く、メッシーナとカターニアの間に位置するカターニア大都市圏にある活成層火山です。アフリカプレートとユーラシアプレートの収束型プレート境界の上に位置しています。ヨーロッパで最も標高が高い活火山の一つであり、アルプス山脈以南のイタリア最高峰でもあります。現在の標高（2024年9月時点）は 3,403メートル（11,165フィート）ですが、山頂の噴火によって変動します。例えば、2021年には南東火口の標高が 3,357メートル（11,014フィート）に達しましましたが、2024年夏の噴火でヴォラギネ火口に抜かれました。
　エトナ山は面積 1,190平方キロメートル（459平方マイル）、基底周囲長 140キロメートル（87マイル）を誇ります。イタリアの 3つの活火山の中では、次に大きいベスビオ山の約 2.5倍の高さを誇り、群を抜いて最大です。黒海西側のヨーロッパ・北アフリカ地域全体では、カナリア諸島テネリフェ島のテイデ山のみがエトナ山を上回っています。
　ギリシャ神話では、天空と雷の神であり神々の王であるゼウスによって、恐ろしい怪物テュポーンがこの山の下に閉じ込められ、ヘパイストスの鍛冶場もこの山の下にあると伝えられています。
　エトナ山は世界で最も活発な火山の一つであり、ほぼ常に活動を続けています。この活動によって生み出される肥沃な火山性土壌は、山の麓の斜面と南の広大なカターニア平野に広がるブドウ園や果樹園での大規模な農業を支えています。近年の活動の歴史と近隣の人口により、エトナ山は国連によって10年火山に指定されています。2013年6月には、「エトナ山（Mount Etna）」の名称でユネスコの世界遺産（自然遺産）に登録されました。

エトナ山イメージ

シチリア州におけるエトナ山の位置が判る地図（Map of Mount Etna, Sicily Region, Italy）

地図サイズ：640ピクセル X 420ピクセル

エトナ山地図（Google Map）

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