オマーン：サラーラ - 旅行のとも、ZenTech

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サラーラ地図

　サラーラ（英語：Salalah、アラビア語：صَلَالَة （Ṣalālah））は、オーマン南西部のドファール特別行政区にある都市で、ドファール特別行政区の首府となっている街、アラビア海（インド洋）に面する港町です。サラーラの人口は 440,000人（2020年推計、2016年時点では 340,815人）、ドファール特別行政区の最大都市、オーマンでは首都マスカットとスィーブに次いで 3番目に人口の多い街です。面積 1,500平方キロメートル（600平方マイル）、北緯 17度01分11秒東経 54度05分23秒です。
　サラーラは、元オマーン国王カブース・ビン・サイードの生誕地です。サラーラは、6月から 9月のモンスーン/ハリーフシーズンには、オマーン国内の他地域や海外から多くの観光客が訪れます。この地域の気候とモンスーンのおかげで、ココナッツやバナナなどの野菜や果物が栽培されています。市内には、これらの野菜や果物を栽培する庭園が数多くあります。
　サラーラはドファール地方の伝統的な首都であり、13世紀には香料貿易によって最盛期を迎えました。その後、衰退し、19世紀にはマスカット・オマーン国に併合されました。
　1932年から 1970年の間、サラーラはサイード・ビン・タイムール国王の居城でした。1970年に父の跡を継いだ息子のカブース国王は、オマーン最大の都市マスカットに首都を移すことを決意し、治療のためドイツへひっそりと旅立つまでそこで暮らしました。サラーラではカブース国王の不在を深く惜しみ、宮殿は常に国王を迎える準備が整っていました。彼が最後にサラーラを訪問したのは 2006年で、有力な部族や地方の指導者と会談するためです。そして2010年には即位40周年を祝うため、推定10万人の観客が数時間にわたって見守る大規模なパレードを行いました。
　スルタンの政府は概して慈悲深く、豊富な鉱物資源のおかげで国税を課さずにオマーンを統治し、雑用はすべてアジア人労働者に任せていました。しかし、2011年にはアラブの春のドミノ効果により、サラーラで数か月間、平和的な抗議活動が起こりました。一部のオマーン人抗議活動家は、現職大臣の解任、より良い雇用機会、賃金の引き上げ、高騰する生活費の解決策、あるいはイスラム銀行の設立を求めました。

サラーライメージ（スルタン・カブース・モシェイ）

　サラーラの観光名所としては、公営市場（サラーラ中央市場）、ゴールド・スーク（長さ100メートルくらいの通りに宝石店や金銀細工店が建ち並ぶ市場）、アル・フスン宮殿（前国王の住居として使われた宮殿）、スルタン・カブース・モシェイ（Sultan-Qaboos-Moschee）、アル・バリード遺跡（アル・バリード考古学公園、ユネスコの世界遺産「乳香の道」の構成要素の一つとなっている港湾遺跡）、乳香博物館（オマーンと乳香の歴史やイスラムの歴史などを展示）、預言者サール・キャメルの足跡の遺跡、スルタン・カブース・モスク、サラーラ公共公園、野鳥保護区、セレブレーション・グラウンド（セレブレーション・スクエア）、カリフ・ヘリテージ・ビレッジなどがあります。

　サラーラのホテルとしては、サラーラホテル、ミレニアムリゾートサラーラ、ヒルトンサラーラリゾート、サラーラガーデンズホテル、オヨ 131 サラーラホテル、ビーチリゾートサラーラ、サラーラプラザホテル、ダルバットホテル、クラウンプラザリゾートサラーラ、ビーチフロントリゾート、ハムダンプラザホテルサラーラ、ソウリーエコロッジサラーラ、サラーラシーズンズ、シティホテル、スターエミレーツイン、サラーラドファールアパートメント、サラーラロイヤルホテルスイーツ、インターシティホテルサラーラ、ブリストルホテルサラーラ、スターエミレーツスイーツなどがあります。

オーマンにおけるサラーラの位置が判る地図

地図サイズ：360ピクセル X 480ピクセル

　サラーラへの交通アクセスは、飛行機ではサラーラ空港（Salalah International Airport）があります。
　南アジアからはインドのコチ（コーチン）からサラーラまで飛行機で 4時間20分（直行便、1便/週）、コジコードから 4時間10分（直行便、1便/週）、パキスタンのラホールから 3時間55分（直行便、1便/週）です。中近東からはカタールのドーハからサラーラまで飛行機で 2時間20分（直行便、3便/週）です。
　オーマンの首都マスカットからサラーラまで飛行機で 1時間35分（直行便、4～6便/日）、車で 9時間10分（南西へ道なりで 1,020km）、ドゥクムから車で 6時間30分（南西へ道なりで 680km）です。サラーラからスムライトまで車で 1時間（北へ道なりで 82km）です。サラーラからイエメンのムカッラーまで車で 12時間（南西へ道なりで 770km）です。

ドファール特別行政区サラーラ地図（Map of Salalah, Dhofar Governorate, Oman）

サラーラの交通機関と観光名所およびホテル

サラーラの交通機関

1. サラーラ国際空港 / Salalah International Airport

2. バスターミナル / National Transportation bus station

サラーラの観光名所

3. 公営市場（サラーラ中央市場） / Salalah Central Market

4. ゴールド・スーク / Gold Souk Salalah：長さ100メートルくらいの通りに宝石店や金銀細工店が建ち並んでいます。

5. アル・フスン宮殿 / Al Husn Palace：前国王の住居として使われた宮殿

6. アル・バリード遺跡（アル・バリード考古学公園） / Al Balid Archeological Site：ユネスコの世界遺産「乳香の道」の構成要素の一つとなっている港湾遺跡、かつて乳香（にゅうこう、ムクロジ目カンラン科ボスウェリア属の樹木から分泌される樹脂、焚いて香や香水の原料や漢方薬として利用）の積出港として繁栄した港湾都市遺跡です。

7. 乳香博物館 / Museum of the Land Frankincense, Al Bilad：オマーンと乳香の歴史やイスラムの歴史などを展示

8. 預言者サール・キャメルの足跡の遺跡 / Footprints of The Prophet Saleh Camel

9. スルタン・カブース・モスク / Sultan Qaboos Mosque

10. サラーラ公共公園 / Salalah Public Park

11. 野鳥保護区 / The Bird Sanctuary

12. セレブレーション・グラウンド（セレブレーション・スクエア） / Celebration Ground

13. カリフ・ヘリテージ・ビレッジ / Kareef Heritage Villlage

サラーラのホテル

14. クラウン・プラザ・リゾート・サラーラ / Crowne Plaza Resort Salalah：5つ星ホテル

15. アル・バリード・リゾート・サラーラ・バイ・アナンタラ / Al Baleed Resort Salalah by Anantara：5つ星ホテル

16. サラーラ・ガーデンズ・ホテル / Salalah Gardens Hotel

17. マスカット・インターナショナル・ホテル・プラザ・サラーラ / Muscat International Hotel plaza Salalah

18. ダルバート・ホテル / Darbat Hotel：2つ星ホテル

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