ウィーン：カプチン派修道会教会

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カプチン派修道会教会

　オーストリアの首都ウィーンにあるカプチン派修道会教会（カプツィナー教会、カプチーナ教会、ドイツ語：Kapuzinerkirche、英語：Capuchin Church, Vienna）は、カプツィナー小修道会が運営するローマカトリック教会兼修道院（1632年創建）です。ホーフブルク宮殿近くのインネレシュタット（Innere Stadt、ウィーン第1区）のノイアーマルクト広場に位置し、ハプスブルク家の人々が眠る皇帝の納骨所である皇帝納骨堂があることで有名です。正式名称は聖マリア天使教会（Church of Saint Mary of the Angels）です。

カプチン派修道会教会イメージ

　1599年頃、ブリンディジのローレンス率いるカプチン修道会の修道士たちは、対抗宗教改革のさなか、教皇クレメンス8世の命によりプラハへ送られ、ウィーンに滞在していました。この教会は、神聖ローマ皇帝ハプスブルク家のマティアス2世の妃であったチロルのアンナ（1585年～1618年）の遺言により寄贈されました。三十年戦争の勃発により建設は遅延し、マティアスの後継者フェルディナンド2世の治世下、1632年にようやく完成しました。1632年に奉献されました。
　側廊のないこの教会には、修道士マルコ・ダヴィアーノ（1699年没）と建築家ドナート・フェリーチェ・ダリオ（1761年没）の墓、そしてペーター・シュトゥルーデル作のピエタが安置されています。地下の霊廟は皇帝納骨所（ドイツ語：Kaisergruft、通常はカプツィナー納骨所（ドイツ語：Kapuzinergruft）と呼ばれる）であり、ハプスブルク家、神聖ローマ帝国の皇帝、そしてその子孫の主要な埋葬地となってきました。
　オーストリアとハンガリー帝国の最後の帝位継承者であるオットー・フォン・ハプスブルクの安息日は、2011年7月15日に付属礼拝堂で執り行われました。
　カプツィナー教会の建物のファサードは 2016年に修復され、教会の境界線が取り除かれ、より鮮やかな色彩が表現されました。

カプチン派修道会教会地図（Map of Kapuzinerkirche, Wien, Austria）

地図サイズ：700ピクセル X 630ピクセル

カプチン派修道会教会地図（Google Map）

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