パリ1区(フランス語:1er arrondissement de Paris(Le Louvre(ル・ルーヴル))、英語:1st arrondissement of Paris)は、フランス共和国の首都パリの 20の行政区の一つです。フランス語では、この区は口語的に「le premier(最初の)」と呼ばれます。2区、3区、4区と共に地方統治され、パリの第一セクター(パリ中心部)を形成しています。パリ市街中心部(セーヌ川右岸)に位置しています。セーヌ川にあるシテ島の西側もパリ1区に含まれます。
ルーブルとも呼ばれるこの区は、主にセーヌ川右岸に位置しています。シテ島の西端も含みます。この地域はパリで最も古い地域の一つで、シテ島は紀元前 52年にローマ人に征服されたルテシア市の中心地です。一方、右岸の一部(レ・アールを含む)は中世初期にまで遡ります。
1区の人口は 15,917人(2019年1月現在)、パリ市内の区の中で最も人口が少なく、面積も小さい区の一つで、面積はわずか 1.83平方キロメートル(0.705平方マイル、451エーカー)です。その大半はルーブル美術館とチュイルリー公園によって占められています。フォーラム・デ・アールはパリ最大のショッピングモールです。残りの区の大部分は、ビジネスと行政に利用されています。パリでは 2区と 3区および 4区に次いで 4番目に面積の小さな区です。北緯 48度51分56秒 東経 2度20分28秒です。1区は、サン=ジェルマン=ロクセロワ地区(01 - Quartier de Saint-Germain-l'Auxerrois)とレ・アル地区(02 - Quartier des Halles)とパレ・ロワイヤル地区(03 - Quartier du Palais-Royal)およびヴァンドーム広場地区(04 - Quartier de la place Vendôme)の4つの地区(カルチェ)から構成されています。
パリにおける1区の位置が判る地図
地図サイズ:540ピクセル X 340ピクセル
パリ1区の観光名所としては、ルーブル美術館(Musée du Louvre)、オランジュリー美術館(Musée de l'Orangerie)、広告博物館(Musée de la Publicité)、ジュ・ド・ポーム国立ギャラリー(Galerie nationale du Jeu de Paume)、装飾芸術美術館(Musée des Arts décoratifs)、ピエール・マルリー・眼鏡とオペラグラス博物館(Musée des Lunettes et Lorgnettes Pierre Marly)、サントゥスタッシュ教会(Église Saint-Eustache)、サント・シャペル(Sainte chapelle)、サン=ロック教会(Église Saint-Roch)、サン=ジェルマン=ロクセロワ教会(ÉgliseSaint-Germains-l'Auxerroi)、カルーゼル凱旋門(Arc de Triomphe du Carrousel)、コンシェルジュリー(Conciergerie)、パレ・ロワイヤル(Palais-Royal)、ルーヴル宮殿(Palais du Louvre)、シテ島、テュイルリー庭園(jardin des Tuileries )、ドーフィーヌ広場(Place Dauphine)、パレ・ロワイヤル庭園(jardin du Palais-Royal)、ヴァンドーム広場(Place Vendôme)、ヴェール・ギャラン小公園(Square du Vert Galant)、コメディ・フランセーズ(Comédie-Française)、シャトレ座(Théâtre du Châtelet)、リヴォリ通りのルーヴル宮内にあるル・カルーゼル・デュ・ルーヴル(ショッピングモール)などがあります。
パリ1区への交通アクセスは、鉄道ではRERのA、B、D線のシャトレ-レ・アル駅(Gare de Châtelet - Les Halles)、パリ・メトロではメトロのシャトレ駅(1、4、7、11、14号線)、レ・アル駅(4号線)、ルーヴル=リヴォリ駅(1号線)、パレ・ロワイヤル=ミュゼ・デュ・ルーヴル駅(1号線)、コンコルド駅(1号線)などがあります。