ジェームズ・サイモン・ギャラリー(ドイツ語:James-Simon-Galerie、英語:James Simon Gallery)は、ドイツの首都ベルリン中心部にある博物館島の再建された新博物館とシュプレー川のクッファーグラーベン支流の間に位置するアートギャラリーです。建築家デイヴィッド・チッパーフィールドによって設計され、2019年にオープンしました。博物館島の 6番目の建物であるこのギャラリーは、カール・フリードリヒ・シンケルによって設計され、1938年に取り壊された旧パックホーフ(Packhof)の跡地(サービスビルの倉庫、19世紀)の目立つ場所にあり、そのデザインは博物館島の建設の歴史に触発されています。
このギャラリーは、重要な芸術作品や工芸品を含む多額の寄付によりベルリン国立美術館に世界的な名声をもたらした芸術パトロン、アンリ・ジェームズ・サイモン(Henri James Simon、1851年生~1932年没、ヴィルヘルム朝時代のドイツ系ユダヤ人の実業家・美術品収集家・慈善家)に敬意を表して名付けられました。ギャラリーの名前に多作なユダヤ人の寄付者を選んだのは、第三帝国時代にドイツの美術館から名前が削除された他のユダヤ人の寄付者をも顕彰するためです。
ジェームズ・サイモン・ギャラリー イメージ
博物館島 ジェームズ・サイモン・ギャラリー地図(Map of James Simon Gallery, Museum Island, Mitte, Berlin, Germany)
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