マリア島(英語:Maria Island, Tasmania、パラワ・カニ語:wukaluwikiwayna)は、オーストラリア南東部洋上のタスマニア州東岸沖のタスマン海に位置する山がちな島です。面積 115.5平方キロメートル(44.6平方マイル)のこの島は、島の北西岸沖の 18.78平方キロメートル(7.25平方マイル)の海域を含むマリア島全体がマリア島国立公園(Maria Island National Park)に指定されています。島の南北は約 20キロメートル(12マイル)、最大幅は東西約 13キロメートル(8.1マイル)です。タスマニア本島に最も近い地点であるポイント・ルシューア(Point Lesueur)は、タスマニア島東岸から約 4キロメートル(2.5マイル)の沖合に位置し、トリアバンナ(Triabunna)とフェリーで結ばれています。マリア島は、タスマニア島南東部のグラモーガン・スプリング湾の地方自治体地域に位置しています。
この島は、二度の流刑地時代、二度の産業時代、農業時代、そして最終的に現在の国立公園となるまで、複雑な歴史を歩んできました。マリア島は観光客に人気があり、日帰り旅行や宿泊客に様々なアクティビティを提供しています。
マリア島北端西岸近くにある「ダーリントン保護観察所(Darlington Probation Station, Maria Island)」は流刑地時代の 1832年に建築された施設で世界遺産(文化遺産)「オーストラリアの囚人遺跡群」の構成要素の一つとなっています。
オーストラリアにおけるマリア島の場所が判る地図(Map of Maria Island, Tasmania State, Australia)