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小スンダ列島地図


 小スンダ列島(インドネシア語:Kepulauan Sunda Kecil、テトゥン語:Illá Sunda ki'ik sirá、 バリ語:ᬓᬧᬸᬮᭀᬯᬦ᭄ᬲᬸᬦ᭄ᬤᬘᭂᬦᬶᬓ᭄ (ローマ字表記:Kapuloan Sunda Cenik)、英語:Lesser Sunda Islands, Indonesia)は、現在はヌサ・トゥンガラ諸島(インドネシア語:Kepulauan Nusa Tenggara、「南東の島々」の意)とも呼ばれ、インドネシア中部(南東部)にある列島です。小スンダ列島の大部分はウォレス線以東の「ウォレシア」地域に位置していますが、バリ州だけはウォレス線より西側にあり、スンダ・ランド(スンダ大陸棚)に含まれます。西側にある大スンダ列島と合わせて「スンダ列島」を構成しています。これらの島々は、ジャワ海のスンダ海溝に沿った沈み込み帯によって形成された火山弧である「スンダ弧」の一部です。1930年時点の人口は 3,460,059人でしたが、現在では 1,700万人以上が居住しています。語源的には、「ヌサ・トゥンガラ(Nusa Tenggara)」という名称は、「島」を意味する「nusa」と「南東」を意味する「tenggara」から成り、「南東の島々」を意味します。
 小スンダ列島は、ジャワ島の東にあるバリ島からティモール島まで連なる列島です。小スンダ列島の主要な島々は、西から東へ順に、バリ島(Bali)、ロンボク島(Lombok)、スンバワ島(Sumbawa)、コモド島(Komodo)、フローレス島(Flores)、スンバ島(Sumba)、サヴ島(Savu)、ロテ島(Rote)、ティモール島(Timor)、アタウロ島、アロール諸島(アロール島(Alor))、バラット・ダヤ諸島、タニンバル諸島です。ティモール民主共和国(東ティモール)を構成するティモール島の東半分とアタウロ島を除き、その他のすべての島はインドネシア領となっています。小スンダ列島の最高峰はロンボク島北部にあるリンジャニ山(Mount Rinjani、標高 3,726メートル、成層火山、活火山、直近の噴火は2016年8月)です。
 
小スンダ列島地図(Map of Lesser Sunda Islands, Indonesia)
小スンダ列島地図
地図サイズ:720ピクセル X 360ピクセル
 
小スンダ列島の島
 

小スンダ列島 地理

 小スンダ列島は、地質学的に異なる2つの列島から構成されています。バリ島、ロンボク島、スンバワ島、フローレス島、ウェタル島などを含む北側の列島は、火山活動によって形成されました。ロンボク島のリンジャニ山のように現在も活動を続けている火山もあれば、フローレス島のイリケデカ山のように活動を終えた(死火山となった)火山もあります。北側の列島は、約 1500万年前の鮮新世に、オーストラリアプレートとアジアプレートが衝突したことによって形成が始まりました。一方、スンバ島、ティモール島、ババル島などを含む南側の列島の島々は非火山性であり、オーストラリアプレートに属していると考えられています。北側の列島の地質や生態系は、東へ向かって同じ島弧を形成している南マルク諸島と、類似した歴史、特徴、形成過程を共有しています。
 これらの地域については、インドネシアの植民地時代から長年にわたり地質学的研究が行われてきましましたが、その地質学的な形成や変遷の詳細は完全には解明されておらず、島々の地質学的進化に関する理論は 20世紀の終わりにかけて大きく変化しました。
 2つのプレートの衝突帯に位置する小スンダ列島は、世界でも特に地質学的に複雑かつ活動的な地域の一つです。ヌサ・トゥンガラ地域の中で、スンダ大陸棚に位置し、かつウォラセア地域に含まれず、ウォレス線の西側に位置するのはバリ州のみです。
 小スンダ列島には、数多くの火山が存在します。
 
小スンダ列島 白地図(Outline Map of Lesser Sunda Islands, Indonesia)
小スンダ列島白地図
地図サイズ:720ピクセル X 360ピクセル
 
小スンダ列島 イメージ(コモド国立公園のコモド・ドラゴン(Komodo dragon at Komodo National Park))
小スンダ列島
 

小スンダ列島 自然

 小スンダ列島は、ジャワ島やスマトラ島のような大きな島々とは異なり、深い海溝によって隔てられた多数の小さな島々で構成されています。島間での動植物の移動が制限されているため、固有種の進化が著しく進んでおり、その代表例がコモドドラゴンです。アルフレッド・ウォレスが著書「マレー諸島(The Malay Archipelago)」で述べたように、バリ島とロンボク島の間には「ウォレス線」が走っています。この線はロンボク海峡の深海部に沿っており、海面低下によって現在分断されている島々や陸地がつながっていた時代でさえ、この海峡は水による障壁となっていました。ロンボク海峡より東側の島々は「ウォラセア(Wallacea)」の一部であり、アジア系とオーストラリア系の野生生物が混在しているのが特徴です。小スンダ列島ではアジア系の種が優勢ですが、主にアジア系の種が見られる地域とオーストラリア系の種が見られる地域の境界を示す「ウェーバー線」は、この列島の東側を通っています。これらの島々はインドネシア国内で最も乾燥した気候にあり、インドネシアの大部分を占める熱帯多雨林とは対照的に、熱帯乾燥広葉樹林が優勢です。
 小スンダ列島は 6つの生態地域に区分されています。
 これらの島々の本来の植生の半分以上は、稲やその他の作物の栽培、居住地の造成、そしてそれに伴う森林火災によって失われてきました。現在、手つかずの自然林が広範囲に残っているのはスンバワ島のみであり、コモド島、リンチャ島、パダル島はコモド国立公園として保護されています。
 小島嶼(しょうとうしょ)と大きな陸地(大陸など)の双方が多くの生態学的課題に直面している一方で、小島嶼は特有の問題を抱えており、外部からの影響を強く受けやすいという特徴があります。小島嶼に対する開発の圧力は高まっていますが、その影響が常に予測されているわけではありません。インドネシアは豊富な天然資源に恵まれていますが、ヌサ・トゥンガラ地域の小島嶼における資源は限られており、特殊な性質を持っています。さらに、特に人的資源も限られています。
 ヌサ・トゥンガラ地域にも当てはまる、小島嶼に関する一般的な特徴は以下の通りです。
 
インドネシアにおける小スンダ列島の位置が判る地図
インドネシア 小スンダ列島地図
地図サイズ:640ピクセル X 340ピクセル
 
小スンダ列島地図(Google Map)
 

 
インドネシアの島
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