公園はティーアガルテン・オルトシュタイユ(Tiergarten Ortsteil)の北側と中央に位置し、北側はシュプレー川に接しています。北西側にはハンザヴィアテル(Hansaviertel)という小さな地区が隣接し、南西側にはベルリン動物園があります。主要道路は 176番街で、東のブランデンブルク門(Brandenburg Gate)で終わります。その他の主要道路はアルトナー通り(Altonaer Straße)、シュプレーヴェーク(Spreeweg)、ホーフイェーガーアレー(Hofjägerallee)です。公園の中央にはグローサー・シュテルン(Großer Stern、「偉大な星」という意味)という広場があり、その中央にはジーゲスゾイレ(Siegessäule、勝利の記念柱)があります。ブランデンブルク門のほか、公園の近くにある注目すべき建物や構造物としては、ソ連戦争記念碑(Soviet War Memorial)、ドイツ連邦議会の所在地である国会議事堂(ライヒスターク、Reichstag)、ドイツ首相府(Bundeskanzleramt)、これら3つは東側、新しい中央駅(北側)、南東側ではヨーロッパの虐殺されたユダヤ人の記念碑(Memorial to the Murdered Jews of Europe)、ナチズムの犠牲者となったシンティとロマの記念碑(Memorial to the Sinti and Roma victims of National Socialism)、ベルリンの中央広場であるポツダム広場(Potsdamer Platz)などがあります。
北側の隣接するモアビット地区(Moabit)には、同じ名前のはるかに小さな公園があり、どちらもグローサー・ティーアガルテン(Großer Tiergarten)とクライナー・ティーアガルテン(Kleiner Tiergarten)として区別されています。
ティーアガルテンの面積は約 210ヘクタール(520エーカー)で、テンペルホーファー・フライハイト(Tempelhofer Freiheit)に次いでベルリンで 2番目に大きい公園で、ドイツでは都心部で 3番目に大きい公園です。
ベルリン ティーアガルテン地図(Map of Großer Tiergarten, Berlin, Germany)
地図サイズ:640ピクセル X 420ピクセル
ティーアガルテンの交通機関と観光名所
ティーアガルテンの交通機関
ティーアガルテン駅 / Bahnhof Berlin-Tiergarten:S-バーン S5/S7/S75線
ベルリン動物園駅(ベルリン・ツォーロギッシャー・ガルテン駅) / Bahnhof Berlin Zoologischer Garten:ドイツ鉄道(DB)、S-バーン S3/S5/S7/S75線、U-バーン U2/U9線
ティーアガルテンの観光名所
戦勝記念塔(ジーゲスゾイレ) / Berliner Siegessäule:1865年から1873年にかけて建てられた高さ67メートルの塔で、最上部には金色に輝く勝利の女神「ヴィクトリア」があり、その下には展望台が造られています。この塔は、1864年のシュレースヴィヒ=ホルシュタイン戦争(対デンマーク戦争)と1866年の普墺戦争(対オーストリア戦争)および1870年から1871年の(対フランス戦争、ナポレオン3世を破りプロイセン王国がドイツ帝国へ)の勝利を記念して建造されました。
ドイツ連邦議会議事堂(帝国議会議事堂) / Reichstagsgebäude am Sitz des Deutschen Bundestags:1884年から1894年に建てられたドイツ帝国議会の議事堂、アドルフ・ヒトラーが首相となった1933年に不審火による火災で炎上し以後放置(ただし1960年代に内部を部分修復)されていましたが、東西ドイツ統一後に大修復(1999年完成)され議事堂としての機能を回復しました。