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極東連邦管区地図
ウラジオストク地図
ウラジオストク(ウラジオストック、ロシア語:Владивосток、英語:Vladivostok, Russia)は、ロシア連邦の極東連邦管区沿海地方(プリモルスキー地方)最大の都市であり、同地方の行政の中心地(首府)でもあります。また、ロシア極東連邦管区の本部所在地(2019年~)でもあります。日本海に面した金角湾周辺に位置し、面積は 331.16平方キロメートル(127.86平方マイル)で、2021年現在の人口は 603,519人です。ウラジオストクは、ハバロフスクに次いで極東連邦管区およびロシア極東で 2番目に大きな都市、ロシア全体では 26番目に人口の多い街です。中国とロシアの国境から約 45キロメートル(28マイル)、北朝鮮とロシアの国境から約 134キロメートル(83マイル)の位置にあります。標高 8メートル(26フィート)、北緯 43度08分 東経 131度54分です。日本海に面する不凍港で、極東ロシアにおける最重要港湾です。
現在のウラジオストクは、かつての外満州の一部です。清国とロシア帝国の間でアイグン条約が締結され、北京条約(この条約からアムール併合とも呼ばれる)によって承認された直後、1860年7月2日にロシア軍の前哨基地として建設されました。1872年には、太平洋沿岸のロシア海軍の主要基地がウラジオストクに移管され、都市の成長が促進されました。1914年には、経済的にも民族的にも急速な成長を遂げ、人口は 10万人を超え、その半数弱がロシア人でした。この時期、ウラジオストクには大規模なアジア系コミュニティが形成されました。都市の公共生活は繁栄し、慈善団体から趣味のグループまで、多くの公共団体が設立されました。1917年のロシア革命勃発後、ウラジオストクは 1918年に白ロシア軍と連合軍に占領されました。大日本帝国からの最後の連合軍は、シベリアへの広範な介入の一環として1922年まで撤退しませんでした。その時点では、反革命的な白軍は崩壊していました。同年、赤軍がウラジオストクを占領し、極東共和国はロシア・ソビエト連邦社会主義共和国に吸収されました。1991年のソビエト連邦崩壊後、ウラジオストクはロシア連邦の一部となりました。
今日、ウラジオストクは太平洋に面するロシア最大の港であり、ロシア極東における文化、経済、科学、観光の中心地となっています。シベリア横断鉄道の終着駅であるこの都市には、2017年には 300万人以上の観光客が訪れました。ウラジオストクは極東連邦管区の行政中心地であり、ロシア海軍太平洋艦隊司令部が置かれています。アジアに位置する地理的位置とロシア風建築が相まって、この都市は「極東のヨーロッパ」と呼ばれています。多くの外国領事館や企業がウラジオストクに事務所を構え、毎年東方経済フォーラムが開催されます。ウラジオストクは中緯度沿岸に位置し、年間平均気温は約 5℃(41°F)と寒冷な気候です。これは、冬季に広大なユーラシア大陸から吹き付ける風と、海水温の低下によるものです。
ウラジオストク イメージ(スヴェトランスカヤ通り)
ウラジオストクの観光名所としては、スヴェトランスカヤ通り(Svetlanskaya Street、ウラジオストク最大の繁華街)、アドミラーラ・フォーキナ通り(噴水通り)、革命の闘士の広場(ウラジオストクの中央広場)、ミリオンカ街、ボリショイグム、グム・オールド・コートヤード、マールィグム、鷲の巣展望台(Видовая Площадка)、金角湾遊覧船、黄金橋、マリインスキー劇場沿海州別館、ウラジオストク・サーカス、人形劇場、沿海地方ゴーリキー劇場、沿海地方プーシキン劇場、沿海地方州立美術館、アルセーニエフ沿海地方州立博物館、アルセーニエフの家記念館、スハノフの家記念館、ウラジオストク市立博物館、自動車博物館、ウラジオストク要塞博物館(Vladivostok Fortress)、太平洋艦隊の軍事歴史博物館(S-56潜水艦、記念艦クラスヌイ・ヴィンペル、日露戦争英雄記念碑など)、ニコライ2世凱旋門、アンドレイ教会、ワシリー・オシェプコフと嘉納治五郎の銅像、スポーツ湾、スパソ・プレオブラジェンスキー大聖堂、パクロフスキー教会、カリナモール(ロシア極東最大のショッピングモール)、プリモリエ・エンタテイメントゾーン(近郊のアルチョーム市にあるカジノを中心とした娯楽施設群)、ルースキー島(ルースキー島連絡橋、沿海州海洋博物館、プリモルスキー・オケアナリウム水族館など)などがあります。
ウラジオストクのホテルは、ホテル ウラドポイント、テプロ ホテル、ベルサイユ ホテル、ロッテ ホテル ウラジオストク、ヒストリー ホテル、キニー シー ビュー ホテル、ノボテル ウラジオストク、ゴールデン ホーン ベイ ビュー ホテル、ベイ ガーデン ホテル、ウラジステイ ホテル、アジムット ホテル ウラジオストック、アルバート ウラジオストク アパートメントホテル、アメリカノ ホテル、アルト=コングレッス=オテリ・エクヴァトル、アヴロラ・パルク・オテリ、タイム ホテル、ホテル メリディアン、アストリヤ ホテル、ダーチャ ホテル、ガスチーニッツァ・フォンタンカ、アクフェス=セイオ ホテルなどがあります。
ロシアにおけるウラジオストクの場所が判る地図(Map of Vladivostok, Primorsky Krai, Russia)
地図サイズ:640ピクセル X 420ピクセル
ウラジオストクへの交通機関は、飛行機ではウラジオストク国際空港(所在地はアルチョーム市)、鉄道ではウラジオストク駅(シベリア横断鉄道の東側の起点駅)、市内交通では路線バス、トロリーバス(2路線)、ウラジオストク市電(路面電車、観光用の1路線のみ)があります。
日本の東京からウラジオストクまで飛行機で 2時間30分(直行便、2便/週)、韓国のソウルから 2時間(直行便、4便/週)です。
ロシアの首都モスクワからウラジオストクまで飛行機で 8時間15分直行便、2~3便/日)、鉄道で 6日と1時間、サンクトペテルブルクから飛行機で 8時間30分直行便、2便/週)、ノヴォシビルスクから飛行機で 直行便、1~2便/日) 5時間40分、イルクーツクから飛行機で 3時間50分(直行便、0~3便/日) 、ハバロフスクから飛行機で 1時間20分(直行便、2便/日)、鉄道で 11時間35分、チタから飛行機で 3時間35分(直行便、4便/週) です。ウラジオストクからナホトカまで車で 2時間40分(東へ道なりで 165km)、ヤクーツクまで飛行機で 3時間5分(直行便、4便/週)、ユジノサハリンスクまで飛行機で 1時間40分(直行便、3~4便/日)、ペトロパブロフスク・カムチャツキーまで飛行機で 3時間15分(直行便、1~2便/日)です。
日本海におけるウラジオストクの場所が判る地図
地図サイズ:440ピクセル X 540ピクセル
ウラジオストク地図(Google Map)
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