オーストラリア：ウォガウォガ

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ウォガウォガ地図

　ウォガウォガ（ワガワガ、英語：Wagga Wagga, New South Wales、非公式には「ウォガ（ワガ）」と呼ばれています）は、オーストラリア南東部のニューサウスウエールズ州内陸部、リベリナ地域の主要地方都市です。マランビジー川をまたぎ、2021年時点で都市人口は 57,003人を超え、オーストラリアの重要な農業、軍事、交通の中心地となっています。オーストラリアで 9番目に大きな内陸都市であるウォガウォガは、オーストラリアの二大都市であるシドニーとメルボルンの中間に位置し、リベリナ地域とサウスウェストスロープ地域の主要な地域中心地となっています。
　中心ビジネス地区（CBD）は、ベスト通りとターカッタ通り、マランビジー川、スタート・ハイウェイに囲まれた商業・娯楽地区に集中しています。ウォガウォガの主要なショッピングストリートはベイリス通りで、北端でフィッツモーリス通りとなります。ウォガウォガへは、シドニーからはスタート・ハイウェイとヒューム・ハイウェイ、アデレードからはスタート・ハイウェイ、オルベリーとメルボルンからはオリンピック・ハイウェイとヒューム・ハイウェイでアクセスできます。ウォガウォガは沖積谷に位置しており、市街地の大部分は塩害に悩まされています。
　ウォガウォガ地域の最初の住民はウィラジュリ族です。1829年、チャールズ・スタートはヨーロッパ人として初めて、将来の都市予定地を訪れました。その後まもなく、不法占拠者が到着しました。マランビジー川の浅瀬にあったこの町は、1849年に測量され村として公示され、その後急速に発展しました。1870年には自治体として公示されました。
　オーストラリア植民地の連邦化に向けた交渉において、ウォガウォガは新国家の首都候補地の候補地の一つでした。第一次世界大戦中、この町はカンガルー徴兵行進の出発点となりました。世界恐慌とそれに伴う苦難により、ウォガウォガはリベリナ地域の分離独立運動の中心地となりました。第二次世界大戦中、ウォガウォガは駐屯地となり、カプーカに軍事基地、フォレストヒルとウランクインティにオーストラリア空軍基地が開設されました。戦後、1946年にウォガウォガは市制を施行し、市の南側に新たな郊外が開発されました。1982年には、隣接するキアンバ・シャイアーズとミッチェル・シャイアーズと合併し、ウォガウォガ市が地方自治体となりました。
　ウォガウォガは、グレートディバイディング山脈の斜面が平坦化し、リベリナ平野を形成するリベリナ地域の東端に位置しています。ウォガウォガは、マレー・ダーリング流域の主要河川の一つであるマランビジー川にまたがり、市街地は南岸に位置し、堤防によって洪水の危険性から守られています。
　ウォガウォガは、オーストラリアの主要都市の中間に位置し、シドニーの南西452キロメートル、メルボルンの北東456キロメートルに位置し、シドニー・メルボルン鉄道が通っています。オーストラリアの国道網の一部であるスタート・ハイウェイは、アデレードからシドニー・メルボルン間の主要ルートであるヒューム・ハイウェイとのジャンクション（東45キロメートル）に向かう途中でウォガウォガを通過します。
　オーストラリアの主要交通ルートにまたがるこの立地により、ウォガウォガはトールグループを含む多くの企業にとって重要な大型トラックの拠点となっています。ウォガウォガ自体は、リベリナ地域およびサウスウェストスロープ地域の大部分にとって主要な地域中心地であり、西はグリフィス、北はクータマンドラ、東はトゥムットにまで広がる地域に、教育、医療、その他のサービスを提供しています。

オーストラリアにおけるウォガウォガの位置が判る地図
ウォガウォガ地図

地図サイズ：480ピクセル X 360ピクセル

　ウォガウォガの観光名所としては、国立ガラス美術館（National Art Glass Gallery、ウォガウォガ地域美術館（Wagga Wagga Regional Art Gallery））、リヴェリナ博物館（Museum of the Riverina、旧議会議事堂（former Council Chambers））、ウォガウォガ鉄道遺産博物館（旧ウォガウォガ駅舎、Wagga Wagga Rail Heritage Station Museum）、サウス・ウォガ公学校（South Wagga Public School）、ウォガウォガ裁判所（Wagga Wagga Court House）、ウォガウォガ・シビック・センター（市庁舎、Wagga Wagga Civic Centre）、ウォガウォガ市劇場（Wagga Wagga Civic Theatre）、ウォガウォガ市立図書館（Wagga Wagga City Library）、ロバートソン・オヴァル（Robertson Oval、多目的競技場）、コリンズ・パーク（Collins Park）、ウォガ・ビーチ（Wagga Beach）、ウォガウォガ・ジャズ・フェスティバル（Wagga Wagga Jazz Festival、2014年を最後に開催停止）などがあります。

　ウォガウォガのホテルは、マーキュア・ウォガウォガ、アストールイン、インターナショナルホテルウォガウォガ、マントラパビリオンホテルウォガウォガ、ザヒューストンウォガ、タウンハウスホテルウォガ、コンフォートインヘリテージウォガ、ウィリアムファーラーホテル、ガーデンシティモーターイン、ザマンハッタンウォガ、ベストウエスタンプラスボルトンオンザパーク、ワガ RSL クラブ・モーテル、ベストウエスタンアンバサダーモーターイン、ロマノスホテル、ザチャールズブティックホテル＆ダイニング、コンフォート・イン・プリンス・オブ・ウェルス、スポーツメンズクラブホテル、カーライルスイーツ＆アパートメンツ、クエストウォガウォガ、ザクラブモーテル＆アパートメンツ、ザローソンリバーサイドスイーツ、フォックス＆コーホテルズ、シティパークモーテル＆アパートメンツ、シビックアパートメンツ、リンカーンコテージモーターイン、グローブアパートメンツショートタームセントラルアコモデーションインウォガ、94 ベスト、ヴィクトリアホテル、マテスガリーレストラン＆アコモデーション、デュークオブケントホテル、クオリティーホテルルールズクラブウォガ、ベストウォガアコモデーション、ザキャラバンホットスポット、ザミルレジデンス、カラー＆スワンクアットザミルインザハートオブザ CBD、セントラルポイントモーテル＆アパートメンツ、リヴェリナホテル、ヘンリーオンタルカッタなどがあります。

ウォガウォガイメージ（旧議会議事堂）

　ウォガウォガへの交通アクセスは、飛行機ではウォガウォガ空港（Wagga Wagga Airport）、鉄道ではウォガウォガ駅（Wagga Wagga railway station）があります。
　オーストラリアの最大都市シドニーからウォガウォガまで飛行機で 1時間5分（直行便、5～6便/日）、車で 4時間50分（西南西へ道なりで 460km）、オーストラリアの首都キャンベラから車で 2時間50分（西へ道なりで 250km）です。ブリスベンから飛行機で 2時間（直行便、3便/週）、メルボルンから 1時間（直行便、0～3便/日）です。ウォガウォガからオルベリーまで車で 1時間30分（南南西へ道なりで 130km）、ビクトリア州ウォドンガまで車で 1時間30分（南南西へ道なりで 135km）です。

ニューサウスウエールズ州におけるウォガウォガの位置が判る地図
ニューサウスウエールズ州ウォガウォガ地図

地図サイズ：460ピクセル X 380ピクセル

ウォガウォガ地図（Map of Wagga Wagga, New South Wales state, Australia）

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