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カザフスタン地図
アスタナ地図
アスタナ（カザフ語：Астана、英語：Astana）は、中央アジアのカザフスタン共和国の首都となっている都市です。オビ川の支流であるイシム川上流域にある街です。市内人口は 1,423,726人（2023年12月1日現在）で、1997年まで首都であったアルマトイに次いでカザフスタン国内で 2番目に人口の多い都市です。面積 810.2平方キロメートル（312.8平方マイル）、海抜 347メートル（1,138フィート）、北緯 51度08分50秒 東経 71度25分20秒です。アスタナはカザフスタン北中部、イシム川沿いに位置し、アクモラ州に属していますが、同州の他地域とは別に特別な地位を持つ都市として行政されています。
1824年にオムスクから来たコサック達がイシム川上流に要塞「アクモリ（Akmoly）」を建設、その後、都市名をアクモリンスク（Akmolinsk）とし、1961年にツェリノグラード（Tselinograd、「処女地の町」という意味）、1991年のカザフスタン独立時にアクモラ (Aqmola、「聖地」という意味) と改名され、1997年に首都がアルマトイからアクモラへ遷都され、1998年にカザフ語で「首都」を意味するアスタナ（Astana）に改名されました。2019年、アスタナ市はヌルスルタン・ナザルバエフ前大統領（Nursultan Nazarbayev、1940年7月6日生、カザフスタン共和国初代大統領、任期：1991年12月1日～2019年3月20日、カザフスタン共和国国家安全保障会議議長（1991年8月21日～2022年1月5日）、2022年1月の反政府デモで失脚）に敬意を表し、一時的にヌルスルタン（Nur-Sultan）という名称を採用しましましたが、2022年にアスタナに戻りました。
アスタナの歴史は、特に首都となってから急速な成長を遂げてきました。近代的で計画的な都市への変貌は、日本の建築家黒川紀章氏が設計したマスタープランに基づいていました。今日、アスタナ市は未来的な建築物で知られ、アコルダ邸宅、国会議事堂、最高裁判所といった主要な政府機関がここにあります。カザフスタンと中央アジアにおける文化、教育、商業の重要な中心地となっています。
カザフスタンの独立を象徴するバイテレク、ハーン・シャティル・エンターテイメントセンター、中央アジア最大級のハズラト・スルタン・モスクなど、近代的なランドマークで知られています。文化イベントや宗教間交流イベントの開催地として設計された平和と和解の宮殿は、対話と協力の拠点としてのアスタナ市の役割を強調しています。2021年、アスタナはカザフスタンの 10大観光地の一つに選ばれました。訪問者は、アスタナ・オペラハウスやカザフスタン共和国国立博物館といった文化施設に加え、大統領公園やセントラルパークといったイシム川沿いの公園など、憩いの場も楽しめます。
アスタナは 2011年のアジア冬季競技大会の開催地として国際的な認知度を高め、大規模なスポーツイベント開催能力の高さを示しました。また、「未来のエネルギー」をテーマとした大規模な国際博覧会「アスタナ万博2017」も開催され、持続可能性と革新への取り組みが世界的に注目を集めました。さらに、世界宗教指導者会議と伝統宗教指導者会議もアスタナで開催されます。これは、世界中の宗教指導者が集まり、相互理解と平和を促進する重要なイベントです。
アスタナ市の交通インフラには、国内線と国際線の両方の主要ハブであるヌルスルタン・ナザルバエフ国際空港があります。また、アスタナにはアスタナ1駅とアスタナ・ヌルルィ・ジョル駅という2つの鉄道駅があり、カザフスタン国内および海外の主要都市への接続も良好です。市内の公共交通機関にはバスがあり、現在建設中のアスタナ・ライトメトロシステムは、市内の交通網を大幅に強化し、効率的で持続可能な移動手段を提供することが期待されています。
アスタナには、ナザルバエフ大学、L.N.グミリョフ・ユーラシア国立大学、アスタナIT大学といった著名な教育機関があり、教育とイノベーションの拠点としての役割に貢献しています。これらの機関は、アスタナ市の技術、研究、高等教育の発展を支えており、アスタナは地域における知識と進歩のますます重要な中心地となっています。
アスタナ イメージ（アスタナ市街地とバイテレク・タワー）
アスタナの観光名所としては、バイテレク（Бәйтерек（Bäyterek Tower）、モニュメント兼展望台、高さ 105メートル）、平和のピラミッド（イギリス人建築家「ノーマン・フォスター」設計）、カザフスタン国立博物館、アコルダ（Ақ орда）、大統領公園（Presidential Park）、ドヴォレツ・ミーラ・イ・ソグラシヤ（Бейбітшілік пен келісім сарайы、文化センター）、ハズレット・スルタン・モスク（Әзірет Сұлтан мешіті）、ヌル・アスタナ・モスク（Астана Мешіті）、チュバリ・モスク（Шұбар мешіті）、トレバイ・モスク（Толебай）、サケナ・セイフルリナ博物館（Музей Сакена Сейфуллина）、ボタニチェスキー・サド（植物園、Ботанический сад）、アスタナ・オペラ（Астана Опера、歌劇場）、恋人たちの公園（Lovers Park）などがあります。
アスタナのホテルは、ヒルトン ガーデン イン アスタナ、ヒルトン アスタナ、ハンプトン バイ ヒルトン アスタナ トリウンパル アーチ、ホテル ドゥマン、アスタナ・マリオット、ラディソン ホテル アスタナ、パーク イン バイ ラディソン ホテル アスタナ、イビス アスタナ、ザ セント リッジス アスタナ、ディプロマット ホテル＆ビジネスセンター、ウィンダム ガーデン アスタナ、ザ リッツ カールトン アスタナ、ゴールドマン エンパイア、マックス イン、カム イン ホテル、シェラトン アスタナ ホテル、ガスチーニッツァ・アスタナ・アルト・オテリ、キング・オテリ・アスタナ、ロイヤル パーク ホテル & スパ、ブティック ホテル トミリス、マンハッタン アスタナ ホテル、ロイヤル パーク ホテル & スパ、カッゾル ホテル アスタナ、ジェルソミノ ブティック ホテル、ガスチーニッツァ・アスタナ・アルト・オテリ、ケル イン ホテル、レッド ヴィレッジ ホテル、ザ ヴェイル ホテル、ミニ オテリ プリサル、トラジツィ オナリ、セブン イン ブティック ホテル、マイライン リラックス コンプレックス、コンフォート ホテル、ライオン ホテル、ブラウン ホテル、アスタナ セントラル ホテル、ホテル アイクン、ビップ ハウス アパートメンツ、アザマット ホテルなどがあります。
カザフスタンにおけるアスタナの位置が判る地図（Map of Astana, Republic of Kazakhstan）
地図サイズ：540ピクセル X 340ピクセル
アスタナへの交通アクセスは、飛行機ではアスタナ・ナザルバエフ国際空港（Nursultan Nazarbayev International Airport）、鉄道ではアスタナ1駅（アスタナ駅、旧市街にある駅、日本人建築家「黒川紀章」設計）、アスタナ・ヌルルィ・ジョル駅（アスタナ・ヌルルィ・ジョル駅。新市街にある駅）があります。
ヨーロッパからはドイツのフランクフルトからアスタナまで飛行機で 5時間30分（直行便、6便/週）、ポーランドのワルシャワから 4時間45分（直行便、1便/週）です。
西アジア・中近東からはアラブ首長国連邦のドバイからアスタナまで飛行機で 4時間20分（直行便、0～2便/日）、トルコのイスタンブールから 4時間40分（直行便、2便/週）、アンタルヤから 4時間25分（直行便、5便/週）です。
旧ソ連圏（ヨーロッパ）からはロシアのモスクワからアスタナまで飛行機で 3時間15分（直行便、0～2便/日）、ウクライナのキエフから 3時間55分（直行便、3便/週）、ベラルーシのミンスクから 4時間（直行便、5便/週）です。
中央アジアからはウズベキスタンのタシケントからアスタナまで飛行機で 1時間50分（直行便、6便/週）です。
カザフスタン国内では最大都市アルマトイから首都アスタナまで飛行機で 1時間20分（直行便、14～18便/日）、車で 19時間（北西へ道なりで 1,230km）です。アスタナからカラガンダまで車で 2時間25分（南東へ道なりで 215km）、シムケントまで飛行機で 1時間25分（直行便、4～6便/日）、アクトベまで飛行機で 1時間35分（直行便、2便/日）、コスタナイまで飛行機で 1時間10分（直行便、1便/日）、ペトロパブルまで飛行機で 55分（直行便、1便/日）、車で 5時間30分（北北西へ道なりで 510km）、エキバストスまで車で 3時間45分（東北東へ道なりで 325km）、パブロダルまで車で 5時間10分（東北東へ道なりで 450km）です。
アスタナ地図（Googlke Map）
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