ウズベキスタン：タシケント - 旅行のとも、ZenTech

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タシケント地図

　タシケント（タシュケント、ウズベク語：Toshkent（トシケント）、ロシア語：Ташкент、英語：Tashkent）は、中央アジアにあるウズベキスタン共和国の首都であり最大の都市であり、タシュケント州の州都でもあります。中央アジアで最も人口の多い都市であり、2024年4月1日現在で人口は 300万人を超えています（3,095,498人）。面積 631.29平方キロメートル（243.74平方マイル）、海抜 455メートル（1,493フィート）、北緯 41度18分40秒東経 69度16分47秒（日本では青森県むつ市と同程度の緯度）です。ウズベキスタン北東部、カザフスタンとの国境付近に位置します。
　西暦 8世紀半ばにイスラム教の影響を受ける以前は、ソグド文化とトルコ文化が優勢でした。1219年にチンギス・ハンによって破壊された後、都市は再建され、シルクロード沿いの立地を活かして発展しました。18世紀から 19世紀にかけて、タシケントは独立した都市国家となりましたが、コーカンド・ハン国に再征服されました。1865年、タシケントはロシア帝国の手に落ちました。その結果、タシケントはロシア・トルキスタンの首都となりました。ソビエト連邦時代には、ソ連全土からの強制移住により、タシケントは大きな成長と人口構成の変化を経験しました。1966年のタシケント地震でタシケントの大部分が破壊されましましたが、すぐにソ連の模範都市として再建されました。当時、タシケントはモスクワ、レニングラード（現在はサンクトペテルブルク）、キエフ（現在はウクライナの首都）に次ぐソ連で 4番目に大きな都市となっていました。
　今日、独立したウズベキスタンの首都として、タシケントは多民族国家であり、ウズベク人が大多数を占めています。2009年には、タシケントは 2200年の歴史を祝いました。2045年までのタシケント都市計画が承認されました。

タシケントイメージ（クカルダシュ・メドレセ）

　タシケントの観光名所としては、タシケント旧市街、クカルダシュ・メドレセ（Kukeldash Madrasah）、バラク・ハーン・メドレセ、ジュマ・モスク、カファリ・シャーシ廟、チョルスー・バザール、地学博物館、タシケント新市街、ティムール広場、ティムール博物館、ナヴォイ・オペラ・バレエ劇場、ウズベキスタン歴史博物館、ウズベキスタン美術館、ナヴォイ文学博物館、ナヴォイ公園（アブドゥールハシム・メドレセ、人民友好宮殿）、ウズベキスタン工芸博物館、鉄道技術博物館、タシケント・タワー、抑圧犠牲者の博物館などがあります。

　タシケントのホテルとしては、ホテルサミール、シティパレスホテルタシケント、ハイアットリージェンシータシケント、ロッテ・シティ・ホテル・タシケント・パレス、ホテルウズベキスタン、ウィンダム・タシケント・ホテル、ラマダタシケント、アートホステル、ガスチーニッツァ・ユジュニ・ヴォスカル・タシケント、ラディソンブルホテル、タシケント・ホストル、ロハット・ホテル、ボストンホテル、サンライズキャラバンステイブティックゲストハウス、アスターホテルグループ、ショドリクパレス、ヒルトンタシケントシティ、グルナラゲストハウス、ハヨット、ナウルーズホテル、インターナショナルホテルタシケント、ミランインターナショナルホテル、セブンシーズンズ、ツーリストインホテル、アライアンスホテルタシケント、ミルゾブティックホテル、デシェヴィエ・ゴスチニツィ・タシケント、タシケントヤカサロイツマニキチクベショゴチ 2 タシケント、イチャンカラホテル、アンヴァーズゲスツ、シャルクホテル、クシベギプラザホテル、グランドミールホテル、サヨーホテル、ゲストハウスリバーサイド、ホテルホンサロイ、ムルベリーホテル、ダニエルヒル、アートホテル、ヒヴァホステル、アミールカーンホステルなどがあります。

ウズベキスタンにおけるタシケントの位置が判る地図（Map of Tashkent, Tashkent Province, Uzbekistan）

地図サイズ：500ピクセル X 370ピクセル

　タシケントへの交通アクセスは、飛行機ではイスラム・カリモフ・タシケント国際空港（Islam Karimov Tashkent International Airport、タシケント南国際空港）、鉄道ではタシケント駅とタシケント南駅があります。
　東アジアからは韓国のソウル（仁川空港）からタシケントまで飛行機で 7時間15分（直行便、最大2便/日）、中国の北京から飛行機で 6時間10分（直行便、2便/週）、ウルムチから飛行機で 3時間（直行便、2便/週）です。
　旧ソ連（ヨーロッパ）からはロシアのモスクワからタシケントまで飛行機で 3時間40分（直行便、2～4便/日）、サンクトペテルブルクから飛行機で 4時間40分（直行便、3便/週）、ソチから 3時間25分（直行便、2便/週）、ノヴォシビルスクから 3時間（直行便、3便/週）、カザンから 3時間（直行便、3便/週）、エカテリンブルグから 2時間45分（直行便、3便/週）、クラスノダールから 3時間5分（直行便、1便/週）、イルクーツクから飛行機で 4時間30分（直行便、1便/週）、ラトビアのリガから 5時間（直行便、2便/週）、ウクライナのキエフから 5時間（直行便、2便/週）です。ヨーロッパからはイギリスのロンドンからタシケントまで飛行機で 6時間50分（直行便、2便/週）、ドイツのフランクフルトから 6時間15分（直行便、2便/週）です。
　西アジア・中近東からはトルコのイスタンブールからタシケントまで飛行機で 4時間30分（直行便、1～2便/日）、アラブ首長国連邦のドバイから飛行機で 3時間30分（直行便、5便/週）、イスラエルのテルアビブから 4時間50分（直行便、1便/週）です。南アジアではインドのニューデリーからタシケントまで飛行機で 3時間（直行便、1便/週）、パキスタンのラホールから 2時間30分（直行便、2便/週）です。
　中央アジア諸国では、カザフスタンのアルマトイからタシケントまで飛行機で 1時間30分（直行便、1～2便/日）、ヌルスルタン（アスタナ）から飛行機で 2 時間（直行便、6便/週）、タジキスタンのドゥシャンベから飛行機で 35分（直行便、1便/週）、キルギスのビシュケクから 1時間20分（直行便、3便/週）です。タシケントからカザフスタンのシムケントまで車で 2時間（北北東へ道なりで 130km）、タジキスタンのホジェンドまで車で 2時間45分（南南東へ道なりで 170km）です。
　ウズベキスタン国内ではタシケントからサマルカンドまで飛行機で 55分（直行便、1便/週）、車で 4時間20分（南西へ道なりで 310km）、テルメズまで飛行機で 1時間20分（直行便、3便/週）、ナヴァーイー（ナヴォイ）まで飛行機で 1時間（直行便、2便/週）、ブハラまで飛行機で 1時間10分（直行便、4便/週）、ウルゲンチまで飛行機で 1時間30分（直行便、1～2便/日）、ヌクスまで飛行機で 1時間40分（直行便、1～2便/日）、コーカンドまで車で 3時間45分（南東へ道なりで 240km）、ナマンガンまで飛行機で 1時間（直行便、1便/週）、車で 4時間50分（東へ道なりで 290km）、フェルガナまで飛行機で 50分（直行便、4便/週）、車で 4時間50分（南東へ道なりで 320km）、アンディジャンまで飛行機で 1時間（直行便、2便/週）、車で 5時間30分（東南東へ道なりで 360km）です。タシケント周辺ではヤンギユリまで車で 29分（南西へ道なりで 28.1km）、アルマリクまで車で 1時間10分（南東へ道なりで 69km）、チルチクまで車で 54分（北東へ道なりで 42.2km）です。

タシケント地図（Google Map）

タシケントの交通機関と観光名所

タシケントの交通機関
1. タシケント中央駅（タシケント・セヴェルニ・ヴァグザール駅） / Tashkent Railway Station：タシケント新市街中心部から南東へ2km
2. タシケント国際空港（ユジュニ空港） / Toshkent Xalqaro Aeroporti (Tashkent International Airport)：タシケント市街中心部から南へ6キロメートル、地図外下
3. バスターミナル：地下鉄サビール・ラヒモフ駅の南側にあるバスターミナル（サマルカンド行きのバスが発着）、サビール・ラヒモフ駅から徒歩5分（北西側）の場所に近距離バス中心の公営バスターミナルがあります。タシケント新市街中心部から南西へ9キロメートル、地図外左下
4. 民営長距離バスターミナル：バザールとなっているイパドローム（競馬場）横、タシケント新市街中心部から南西へ12キロメートル、地図外左下
- タシケント地下鉄：ソ連時代の1977年に開業した中央アジア初の地下鉄、現在3路線で運行
タシケントの観光名所
1. タシケント旧市街 / Old Town
  - クカルダシュ・メドレセ / Kukeldash Madrasah：16世紀に建てられたイスラム教の神学校（シャイバニ朝の大臣クカルダシュによって建築）
  - チョルスー・バザール / Chorsu Bazaar：地下鉄チョルスー駅に隣接する「オールド・バザール」
  - バラク・ハーン・メドレセ / Barak-khan Madrasah：16世紀シャイバニ朝のバラク・ハーンによって建てられたイスラム教の神学校、ソ連時代には中央アジアにおけるイスラム教の本庁となっていました。
  - ジュマ・モスク / Juma Mosque：バラク・ハーン・メドレセの向かい側にある16世紀に創建されたモスク
  - カファリ・シャーシ廟 / Abu Bakr Kaffol Shoshi Maqbarasi：バラク・ハーン・メドレセの北側にある10世紀の聖人カファリ・シャーシ（神学者であり詩人）の廟です。廟自体は1541年に建築されたものです。
  - 地学博物館
2. タシケント新市街 / New Town
  - ティムール広場 / Amir Temur Square：タシケント新市街の中心となっている広場
  - ティムール博物館 / Музей історії Тимуридів (Amir Timur Museum)：ティムール一族とウズベキスタンの歴史上の偉人に関する博物館
  - ナヴォイ・オペラ・バレエ劇場 / Alisher Navoi Opera and Ballet Theatre (Bolshoi Navoi Theater)：シベリア抑留の日本兵などの強制労働によって1947年に完成した劇場
  - ウズベキスタン歴史博物館 / Historical Museum of Uzbekistan：ウズベキスタンのみならず中央アジア最大の博物館
  - ウズベキスタン美術館 / Fine Arts Museum of Uzbekistan
3. ナヴォイ文学博物館 / Navoi Literary Museum：中央アジアの文学と細密画を展示する博物館、博物館名は、15世紀のティムール帝国時代に活躍した詩人・画家・政治家のアリシェール・ナヴォイ（Ali-Shir Nava'i、1441年2月9日生（現在のアフガニスタン・ヘラートで出生） - 1501年1月3日没）に因んだ名称です。
4. ナヴォイ公園 / A.Navoi National Park
  - アブドゥールハシム・メドレセ / Abdulhashim Madrasah：19世紀の神学校
  - 人民友好宮殿
5. ウズベキスタン工芸博物館 / Museum of Applied Arts：1907年にロシア公使の私邸として建築された建物
6. 鉄道技術博物館 / Railway and Technology Museum
7. タシケント・タワー / Tashkent Tower：高さ375メートルのテレビ塔、120メートルの場所に展望台がありタシケント市街を一望できます。カメラ持ち込み禁止のため写真撮影は出来ません。
8. 抑圧犠牲者の博物館 / Museum of Victims of Repressions：帝政ロシア時代からソ連時代に抑圧されたウズベク人とウズベク文化に関する博物館

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