タジキスタン：ドゥシャンベ - 旅行のとも、ZenTech

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ドゥシャンベ地図

　ドゥシャンベ（タジク語：Душанбe、ロシア語：Душанбе、英語：Dushanbe）は、中央アジア南東部にあるタジキスタン共和国の首都であり、最大の都市です。ドゥシャンベの人口は 1,564,700人（2024年3月現在、2020年1月1日時点では 863,400人）で、その大部分はタジク人です。1929年まではロシア語でデュシャンベ（Dyushambe）、1929年から 1961年まではヨシフ・スターリン（Joseph Stalin、1878年12月18日（ユリウス暦12月6日）生～1953年3月5日没、ソビエト連邦の政治家、ソ連の第2代最高指導者（1924年～1953年））に因んでスターリナバード（Stalinabad）と呼ばれていました。ドゥシャンベはギッサール渓谷に位置し、北と東はギッサール山脈、南はババタグ山脈、アクタウ山脈、ランゴンタウ山脈、カラタウ山脈に囲まれています。市はイスマイール・サマニ地区、アヴィセンナ地区、フェルドウスィー地区、シャー・マンスール地区の 4つの地区に分かれています。面積 203.2平方キロメートル（78.46平方マイル）、標高は 750～823（市街地）～930メートル（2,460～3,050フィート）、北緯 38度32分12秒東経 68度46分48秒（日本では山形県鶴岡市～村山市～宮城県石巻市と同程度の緯度）です。
　古代には、現在のドゥシャンベまたはその付近に、ムスティエ文化の道具使用者、様々な新石器時代の文化、アケメネス朝、グレコ・バクトリア、クシャーナ朝、エフタル人など、様々な帝国や民族が居住していました。中世には、現在のドゥシャンベの近くに、フルブク（Hulbuk）とその有名な宮殿など、より多くの集落が形成され始めました。17世紀から 20世紀初頭にかけて、ドゥシャンベは市場村へと発展し、時にはヒソル、バルフ、そして最終的にはブハラ・ハン国の支配下に置かれましましたが、その後ロシア帝国に征服されました。ドゥシャンベは 1922年にボルシェビキに占領され、1924年にタジク自治ソビエト社会主義共和国の首都となり、これによりドゥシャンベの発展と急速な人口増加が始まりました。この成長はソ連崩壊後のタジキスタン内戦まで続きました。戦後、ドゥシャンベは独立したタジキスタンの首都となり、成長と発展を続け、今日では多くの国際会議の開催地となっている近代都市へと発展しました。
　ドゥシャンベの教育システムの多くはソビエト連邦時代に遡り、国家統制の名残です。現在、ドゥシャンベ最大の大学であるタジク国立大学は、政府の資金援助を受けています。ドゥシャンベ国際空港は、市内への主要空港です。その他の交通手段には、1955年に開通したトロリーバス、小規模な鉄道、そして市内を横断する道路があります。ドゥシャンベの電力は主にヌレクダムの水力発電によるもので、老朽化した水道システムは 1932年に遡ります。タジキスタンの医療システムはドゥシャンベに集中しており、国内の主要な病院が市内にあります。ドゥシャンベはタジキスタンのGDPの 20％を占め、工業、金融、小売、観光の大規模なセクターを有しています。市内の公園や主な名所には、勝利公園、ルダキ公園、タジキスタン国立博物館、ドゥシャンベ旗竿、タジキスタン国立古代博物館などがあります。

ドゥシャンベイメージ（タジキスタン国立博物館）

　ドゥシャンベの観光名所としては、タジキスタン国立博物館（National Museum of Tajikistan）、国立古代博物館（Museum of National Antiquities、考古民族博物館（Museum of Ethnography））、ガーミング楽器博物館（Gurminj's Musical instruments Museum）、コヒ・ナヴルス（Кохи Навруз、文化センター）、ツェントラリナヤ・サボルナヤ・メチェチ・イメニ・ホジ・ヤコブ（ドゥシャンベ中央モスク、Центральная соборная мечеть имени Ходжи Якуба、ホジ・ヤコブ・モスク（Haji Yakoub Mosque））、タジキスタン・モスク（Mosque of Tajikistan、新モスク（New Mosque））、タジク大学（Донишгоҳи давлатии миллии Тоҷикистон）、ドゥシャンベ動物園（Dushanbe Zoo）、キャピタル・パーク（首都公園、Capital Park）、ユース・パーク（Youth Park）、ルダキ公園（Rudaki Park）、ポビェディ公園（Парк Победы）、シュド公園（ПАРК ЖД）、ツェントラリニ・パルク・ライオナ・フィルダフシ（Центральный Парк Района Фирдавси）などがあります。

　ドゥシャンベのホテルとしては、ハイアット・リージェンシー・ドゥシャンベ、ガスチーニッツァ・ドゥシャンベ、ドゥシャンベパレス、ドゥシャンベセレナホテル、シュモンホテル、ホテルタジキスタン、プラチナホテルドゥシャンベ、ホテルヴァタン、ホテルファーン、アトラスホテル、ホテルオリオン、ホテルアヴェスト、ホテルタージサービス、トプチャンホステルドゥシャンベ、シティホステル、ドゥシャンベ、ホステルナザルショエフストリート、ホテルイスティクロル、ヒルトンドゥシャンベ、インターコンチネンタルスイーツ-ドゥシャンベ、サービスアパートメントアフマディドニシュストリート 29、ホテルフィルズ、ゴストニツァ・グリストン、ザライフ、ヴァクシュホテル、アパートメントショテムルインシティセンター、パミールホテル-ホステル、オテリ・オリョ、ホテル 777などがあります。

タジキスタンにおけるドゥシャンベの位置が判る地図

地図サイズ：480ピクセル X 360ピクセル

　ドゥシャンベへの交通アクセスは、飛行機ではドゥシャンベ空港（Dushanbe Airport）、市内交通ではトロリーバスや路線バスがあります。
　西アジア・中近東からはトルコのイスタンブールからドゥシャンベまで飛行機で 4時間35分（直行便、4便/週）、アラブ首長国連邦のドバイから 3時間（直行便、4便/週）です。
　旧ソ連（ヨーロッパ）からはロシアのモスクワからドゥシャンベまで飛行機で 3時間50分（直行便、1～2便/日）、サンクトペテルブルクから 5時間（直行便、1便/週）、ノヴォシビルスクから 3時間20分（直行便、2便/週）、カザンから 3時間15分（直行便、2便/週）、エカテリンブルクから 3時間10分（直行便、1便/週）、クラスノダールから 3時間25分（直行便、1便/週）、クラスノヤルスクから 4時間15分（直行便、1便/週）、チェリャビンスクから 3時間（直行便、1便/週）、ウファから 3時間10分（直行便、1便/週）、サマーラから 3時間10分（直行便、1便/週）です。
　中央アジアからはウズベキスタンのタシケントからドゥシャンベまで飛行機で 50分（直行便、4便/週）、カザフスタンのアルマトイから 1時間30分（直行便、2便/週）です。ドゥシャンベからウズベキスタンのサマルカンドまで車で 5時間20分（北西へ道なりで 300km）、キルギスのオシまで車で 11時間（北東へ道なりで 670km）です。
　タジキスタン国内ではドゥシャンベからホジェンドまで車で 5時間10分（北北東へ道なりで 310km）、イスタラフシャンまで車で 3時間55分（北へ道なりで 230km）、クルガン・テッパまで車で 1時間55分（南へ道なりで 100km）、クリャーブまで車で 3時間40分（南東へ道なりで 200km）です。

ドゥシャンベ地図（Map of Dushanbe, Republic of Tajikistan）、Google Map

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